だが わたしが咎(とが)めたものたちにも理はある
ことばが簡単に通用しないことは
あまりにもあきらかなことだから
ことばは扇子(せんす)のようなものだ その骨のあいだから
ふたつのうつくしい目がのぞきみる
扇子は ただ愛らしい紗(しゃ)にすぎない
扇子は わたしの顔をおおっても
娘をかくすことはできない
なぜなら 娘のもっとも美しいもの
目が わたしの目にまばたきをおくるから
[『西東詩集』の「ハーフィズの書」に組み入れられた詩]
【解説】まばたきという一瞬の動きをモチーフに描かれたチャーミングな詩。扇にたとえられるような隔てがあっても、その向こうにある目のあざやかな魅力は隠せない。一瞬のことであっても、それは伝わる。そしてすべては、ある瞬間に起こり、引き返せない。
出典:『ゲーテ詩集』(グーテンベルク21)井上正蔵訳
素肌から匂いたつようなふんわりとやわらかなグリーンティーと、女性らしいリリーオブザバレーの融合。ぬくもりに満ちたノートがまとう人の本質を繊細に描き出す。自身をさらけ出すほどに周囲の興味をかき立てる魅惑的な存在に。
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2016年2月号掲載
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