ピロ今トーク!「ぜひ読んでほしい! 女性の“膿”について書かれた本」第6回

ピロさんこと小田切ヒロさんのウェブ限定企画がリニューアル。ピロさんが推奨するコスメから、お取り寄せ食材、セレブの美容ネタまで、売れっ子ヘアメイクアップアーティストが今気になるトピックスをお届け。

 この本は僕がとてもリスペクトしているフォトグラファー、下村一喜さんが最近出された著書なのですが、あまりに面白くてページをめくる手が止まらなくなります。目次だけ見ても、“女性は女性が嫌い”、“「さらされる」女性の成長”、“女性は公開処刑された女性が好き”、“女性のマウンティング”、“ウーマンの幸せって?”などの言葉が並び、ぞくぞくします。

そして読み進めていくと、納得するところもあれば深く考えさせられるところも。さすが写真家として多くの撮影現場で数々の女性と接してきた下村氏だけあって、言葉に説得力があります。観察眼が本当に鋭くて、ヒリヒリするほど。もちろんちょっぴり毒が効いているけれど、そこにインテリジェンスがあるから、スーッと引き込まれていくんです。

 で、僕が何を言いたいかというと、今、自分の生き方に自信がもてなかったり、対人関係がうまくいかなかったり、女性って生きにくい、と感じている人はぜひ読んでみてほしいです。きっと、共感できて自信や勇気をもらえると思うから。女性としてもっと生きやすくなるんじゃないかなと思います。スキンケアやインナー美容も大切だけれど、ときには“読む美容”、おすすめです♡

『ウーマン』 下村一喜 ¥1,400(集英社)
『ウーマン』 下村一喜 ¥1,400(集英社)

ビビッとくる本との出合いが、キレイを磨くきっかけになる。

illustration:Hana Sawamura text:Chie Yasui

 

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