みなさん、最近チークはどうしてますか? メイクアップの中でも“時代感”が出やすいパートの代表選手がチーク。80 年代の斜めチーク、コギャル世代の丸チーク、少し前は酔っ払いチークなんてのも流行りましたね……。
リップや目元にインテンスなカラーを使うのが一般的になった近頃は、チークみをあまり感じさせない“チークレスメイク”がトレンド。メイクアップ全体のバランスを考えると「うん、まぁ、そういうことになるよね」と納得ではありますが、お肌色がくすみがちなお年頃にはなかなか厳しい!
大人のたしなみとして、「お疲れですか?」と思わせないチークレスメイクを目指したい!
かといって、定番のコーラルやピンクのチークをふんわり入れる従来の手法だと、やっぱりちょっとどこか古くさい気がして……ついこの間まではナチュラルに見えていたのに。怖いわ、流行りって。
目指すは、周囲の人に「お疲れですね」と気を遣わせない、チークレス。ポイントはチークの“透け感”だと思うんです。
例えば、YSLの「ブラッシュ クチュール」9。これ、見た目は結構強烈なピンクですがクリアなパール感が絶妙で、実際につけるとすごくシアー。濃度の調整がしやすい(重ねるとしっかり発色します)ので、付属のブラシでチークをさっとワンストロークとり、頬に軽く滑らせるようにのせるのがポイント。ほんのりゴールドみがあるのも健康的に見えていい感じです
“体温チーク”の異名を持つキッカの「フローレスグロウ フラッシュブラッシュ」は、ほぼほぼファンデーションに色がついたようなもので、肌馴染みが抜群。色みはさほど感じさせないのに、元気そうな素肌っぽく見えるのです。スポンジでポンポン塗りするのがちょっと面倒ではありますが……つけすぎたら、上からまたファンデーションをポンポンすれば美しく修正できるのも便利。
人気のコフレドール「スマイルアップチークスN」は、外側の「透明美肌パウダー」なるハイライト的な2色のパウダーを多めに、チークカラーの外側の薄い色とブレンド。敢えて中央のメインカラーをのせないことで、いま風のチークレス感を出せます。本当は付属のブラシが使いやすいのだけど、結構色がしっかりのっちゃうので、今シーズンは大きめのチークブラシを使っています。
アディクションの「ザ ブラッシュ」002は、微かに色を感じさせるような、させないような、繊細なペールピンク×シルバーパールの組み合わせが絶妙。色ではなく、輝きで顔色を明るく見せたいときに。モードなファッションにぴったりです。
さらにスタイリッシュな印象にしたいときは、SUQQUの「ピュア カラー ブラッシュ 09」。黄味を感じさせないライトブラウン×シアーベジュは、私の手持ちの中では1、2を争うオシャレカラー。透明感と立体感と大人っぽいツヤを同時に与えてくれて、チーク感はないのに、顔色は悪く見えない。なんて優秀なんだー。ありがとう、SUQQUさん。
「ノーお疲れ感」と「カラーレス」を叶える優秀チーク&テクニック、ぜひお試しあれ〜。
ビューティ担当。バレエとサーフィンと南国が好きです。紫外線と上手に付き合うことが永遠の課題。メイクでひとの表情が、ぱっ!と明るく、笑顔になる瞬間が大好物です。