今だけの幸せ！キンモクセイの限定コスメ、マイ・ベスト３

コロナ前、この時期は東京にいなかった。コレクション取材で海外出張期間だったんですね。ミラノやパリでは日本ほどには一般的な樹木ではないようで、香水に「オスマンサス（金木犀）」と冠される場合は、中国など東洋的なイメージで伝わることも多い様子。少なくとも、街角でこの香りをキャッチすることはありませんでした。出張先では味わうことができなかった懐かしくて甘い風を、あちこちで満喫しています。

あの香りを、全身で楽しめてしまう必殺アイテムが発売中なんです。フローラノーティスのバスエッセンスは透き通るオイルのレイヤーと、紅茶色の保湿層との2層のボトル。眺めるだけでも目に美養、まるでテキーラ・サンライズのようなグラデーション美！ 金木犀の花びらをほんの数枚摘み取って、お風呂に泳がせた光景をイメージしてみてください。柑橘系のトップノートのあとに、まろやかな金木犀の癒しが広がります。保湿成分も万全なので、アフターバスの潤いもひとしお。

金木犀と文字通りぴったりひとつになれてしまいます。モクセイ花エキスが季節の変わり目の揺らぎ肌に働きかけ、マロメロエキスが肌を優しくモイスチャーするシートマスク。文字通り、金木犀の花に包まれる至福のスキンケアで、秋の夜長を至福の時間に。

最後に、朝にオンすると、一日中機嫌よく過ごせるヘアオイル。2021年に誕生し、スマッシュヒットとなったロクシタンの「オスマンサス」シリーズに、限定品が仲間入り。フレッシュだけれど愛らしく、甘やかだけれど落ち着きも運ぶ唯一無二の「金木犀」が、オイルになりました。こちら、細かい粒子がスプラッシュするスプレー式なんですよ。届きにくい背中や後頭部にも、簡単に塗布できてしまう。シルキーで軽やかなオイルなので、毛先のスタイリングに使うのが、おすすめ。ですすれ違ったときに「どこか遠くで金木犀が咲いてるかな？」というくらいの、そう、花の余韻を感じさせるような香り立ちです。サンフラワーオイルなどの自然由来成分が、毛先や肌に健やかなツヤも約束。

夏の終わりを告げるスイッチでもある金木犀。思わず二度見してしまうほどの強い印象を残す香りです。秋の到来を味わい尽くすべく、帰宅後の「追い金木犀」、クセになりますよ。