「顔の余白」の救世主。今こそ【春チーク】の出番です！

主役ではないけれど、余韻や気配を感じるもの。目と唇とを美しく「雰囲気」でつなぐために、チークは欠かせないわけですよ。そこでRMKの新作です。名作です。

この春、デビューする単色チーク。アーティストのYUKIさんのこだわりと愛情がたっぷりと注がれ、10色のコレクションが生まれました。質感は、湿式。しっとりと肌に吸い付くけれど、覆い隠すことはありません。素肌と一体となるようにぴたりとフィットしながら、なじみます。

色計算が素晴らしい。アンダートーンにベージュが仕込まれているので、肌から浮かないんです。これ、簡単なようでいて実はとっても難しい底色設計。

どんな人にもなにがなんでも手に入れてほしい！と断言したいのが、10番のコーラルベージュ。みっちりみちみちに超微細パールが配合されていて、肌のハリも演出してくれます。大丈夫ですよ、ギラギラにはなりませんから！ ふわりとのせると、ポーセリンみたいな磨き肌に大変身。「私、チーク塗ってますから」という主張は一切ないので、もとからヘルシー血色の美頬になりすませます。しかも色名が、サハラ ベージュって言うんです。明菜ファンとしては、ここにもグッときましたね。次に推したいのが、02番のアンバーベージュ。オークルトーンがやや強いオレンジなので、初夏のサンタン肌にもおすすめです。青みピンクはRMKの十八番ですが、ラベンダー レースという名前のパープルは、絶妙にブルーの色調がコントロールされていて、パールの光沢とも相まって実に上品なバラ色頬に。

通常の3倍以上の人へのテストを繰り返したそうです。熾烈な選定を勝ち抜いてきただけあって、肌なじみと「余韻」の演出に優れたタイムレスな名作に仕上がりました。

縦横10㎝のたっぷりしたパレットの中には、４つのカラー。赤をメインテーマに据えた新作コレクションが到着します。

シャネルと赤、といえば数々の銘品を放ってきました。レッドに対する情熱を下地に誕生したパレットは、さすがの完成度。質感は、マットとサテン。よーく見ると、ドーム状のカラーの上に美しいギヨシェのような微かなエンボスが刻まれているんですよ！ こういうところが、クチュールメゾンですよね。指先に滑らせるだけで、心地よい肌触りも楽しめます。

チーク、ハイライターだけではなく、アイシャドウ、ひいてはアイライナーとしても活躍してしまう。右上のシャンパンカラーはハイライトに、左の2色はコントゥアカラーとしても使えます。

こちらも永久保存版。ベージュといえば、ルナソルですね。右がバーム、左がオイルリッチなパウダーというデュオカラーです。ナチュラルなベージュパウダーを重ねてビロードのような陰影をのせたら、バームを重ねてデュウイな光沢を。肌への密着感が抜群なので、むきタマゴのようなヘルシー頬を演出できます。ミューテッド グロウという色名のまま、「そこにないようで、ある、絶妙な陰影」を演出する、匠のベージュです。

「顔の余白」にちょっと不安になったなら、チークを新調するのが正解。新しい季節の気配をつなぐだけではなく、アイカラーと口紅の余韻もつなぐ名脇役。桜の開花に合わせて、頬にも血色を運ぶ季節がやってきました。