「遠目美人」になりたくて #深夜のこっそり話 #453

エディターSが秋の夜長にマンガを楽しんでいる様子に影響されて、この涼しい夜に何か読みたいと、いそいそ書店へ。書棚の間を歩いて物色していたところ、興味がそそられるタイトルが目に飛び込んできました。

それは『大人は「近目美人」より「遠目美人」』。どういう意味だろう? と気になり手に取ると、著者はトータルビューティアドバイザーとして活躍されている鈴木ハル子さん。心惹かれるタイトルに加え、これは美しくなる秘訣が詰まっているかも、とわくわくして購入。

読んでみると、「近目」というのは自分との距離が近い部分を見ていることで、「遠目」は、自分との距離をあけて見ていることだそう。「近目」だと主観的になりがちだけれど、「遠目」だと客観的に全体像を見られる。ダイナミックに全体のバランスを見て美を構築できる人は魅力的、と鈴木さんはおっしゃっています。確かに、姿勢がピンと伸びていて、ファッションやメイクがトータルで調和している人を見ると、美しい人だなと思います。自分はどうかと省みると、うーん、まだまだのようです。

全編を通して「遠目美人」になるために、積み重ねていくべき心がけが丁寧に書かれています。他には長年美容業界にいらっしゃる鈴木さんが伝授する、とっておきのスキンケアやメイクアップ方法も。美人へ近づくヒントがたっぷり盛り込まれた、デラックスな一冊です。こんな風に年齢を重ねていきたい、とうっとりしながら眠りにつけそうです。(エディターSH

FEATURE