先日公開されたベネチア国際映画祭のドレス特集、ご覧いただけたでしょうか? セレブたちの豪華なドレスアップ姿は、圧巻そのもの。なかでもディオールの純白のドレスに身を包んだナタリー・ポートマンの美しさといったら! このレッドカーペットで第2子妊娠が発覚したこともあり、今年の映画祭の話題を独り占めしました。
そんなベネチア国際映画祭のレッドカーペットで、ナタリーに匹敵するほどの話題を呼んだドレスを、ご存知でしょうか(写真①参照)。目にも鮮やかなピンク&オレンジのドレスに身を包んでいるのは、イタリア人モデルのダヤネ・メロと、ジュリア・サレーミ。写真を見れば一目瞭然ですが、ウエスト部分まで入った大胆すぎるスリット。さらに堂々と仁王立ちするものだから、Vラインの日焼けの跡まで、はっきり見えちゃってます。
ふたりの過激なドレス姿はまたたく間に世界中のメディアで取り上げられ、「最も恥ずかしいドレス姿」という批判の嵐。そこで私の頭に、一つの疑問が浮かびました。「露出って、どこまでアリで、どこからナシなの?」。
そして思い出したのが、先週繰り広げられた会話。友人の誕生日に悪ノリした私たち一行は、今は無き10代のスピリットを体感すべく、六本木のクラブへ。深夜2時のダンスフロアにひしめくのは、最大限に露出したギャルたち。一緒に行った30代〜40代の独身男子3人、口では「ノリについていけない」なんて言いつつ、目線はしっかりとギャルを追ってます(笑)。そんなとき隣に来たのが、20代前半の女子4人グループ。お尻がギリギリ隠れる程度のスーパーミニに、タンクトップの胸元にはこぼれんばかりの谷間の盛り上がりが。同じ女としてもその光景に大興奮。男子たちに「どう?あの子たち、どう??」と責め立てるも、なんだかげんなりしたような表情で「露出度が高すぎて逆に、萎える」。詳しく聞くと「この歳になると清楚で、肌が見えない方が逆にそそられる。僕しか見れないってとこが、大事なんだ」とのこと。
うーん…と悩み、男性がグラビアを見る理由を問うと、「それとこれは違う。単なる性の対象なら、とことん露出してる方がいい」だそうな。つまり、露出のアリ・ナシのボーダーラインは、肌がどれほど見えているかではなく、恋愛か性の対象か、ということらしいです。意外と理性的なんだな〜と関心していたとき、ギャルのひとりがこちらを向いて「火、貸してもらえませんか?」。するとホストのごとく競うようにライターを差し出す、メンズ3人…。男性の建前ほど、信用できないものはない。そんなことを考えながら、ドロワーの奥で眠るミニスカートを思い出しました。(ライターA)
2016.09.17
過激な露出、どこまでセクシー? #深夜のこっそり話 #435
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