性科学をドラマで学ぶ #深夜のこっそり話 #457

この三連休は、どのように過ごしましたか? 私は、いつもと変わらず海外ドラマを観ています。こちらのコーナーでも、好きな海外ドラマ(クリミナル・マインドスキャンダルトゥルーブラッド)の話をしてきましたが、また、気になる作品を発見しました。

それは、今月から「LaLa TV」で放送が始まった『Masters of Sex/マスターズ・オブ・セックス』。1960年代に起きた“性の革命”の火付け役となったと言われている、セックス・リサーチ(性科学)の先駆者であるウィリアム博士とバージニア女史をモデルに描くヒューマンドラマ。タイトルだけで判断すると、「アダルト作品?」と思ってしまいそうですが、性の真髄を科学的に解き明かす学問的な作品らしいのです。しかも、そのリサーチ法が驚きで、聞き取り調査などのカジュアルなスタイルではなく、性行為を実際に観察する方法なのだとか…。ゆえに、被験者は脳波や脈拍などを測るコードをいくつもつけた状態で行っていたらしい。そんなの、全然ロマンチックではありませんね。現代は、性に対する科学的な研究も進んでいますが、今から50年以上前の1960年代にそのような実験をしていたと思うとすごいですよね。だからこそ、このドラマが気になるわけですが。

さらに、60年代当時のファッションやヘアスタイルがリアルに演出されているので、ファッション視点で楽しむのもあり。同じく60年代の広告業界が舞台となっているドラマ『Mad Men/マッドメン』もおすすめですよ。(ライターK)