草間さんの過去最大規模の展覧会、六本木の国立新美術館で2月22日から開催する「わが永遠の魂」の内覧会へ出かけてきました。草間さんに間近でお目にかかるのは2度目ですが、変わらず眼光炯々で、語らずにいても強い意志を感じるエネルギッシュなパワーを放っていました。カメラマンの声にこたえ、手を振ってくださった時には、「ハンドパワー」が会場内に注がれているようで、本当にすごいのです。それは作品から放たれるパワーも同じ。草間さんは絵筆を手にしたら、迷わずに描き始め、手を休めることなく描き続けるそうで、決して考えあぐねることがないそうです。そこが草間作品の顕著なる特徴と図録にも書かれていました。迷わない、止まらない、描き続ける信念がある。草間さんの前衛芸術家としての戦う姿勢と作品への感動を抱え、会場を後にしました。出口そばのミュージアムショップに入ってまず目に飛び込んできたのは、彌生ちゃんのマスコット人形。ポップなかわいらしさに、首ったけになり、通り過ぎることはできません。すぐさまレジへと向かいました。ここのところ、道が閉ざされたように感じる夜にはブルゾンちえみさんのネタを思い出し、「35億!」「花がミツバチを探しますか~?」と元気づけていました。しかし、今夜からは彌生ちゃんマスコット人形を見て、「いい、迷ってる時間ある?」と前へ進めるといいなぁ、などと思ったり。まあ、理屈抜きにかわいいので、愛でているだけでもハッピーになります。5月22日まで開催しているので、生命力溢れる作品のパワーを享受しに、ぜひ出かけてみてください。(エディターT)
辛酸なめ子さんによるレポートはこちらから>
アートなチャネリング空間、草間彌生展 #15
草間彌生「わが永遠の魂」展覧会>
2月22日(水)~5月22日(月)まで