熊川哲也さんが主宰する大人のためのクラシックバレエスタジオ「K-BALLET GATE」の発表会を先日見てきました。出演者は趣味でバレエを習っているマダムたちなのですが、みなさんキラキラで、すごい一体感！「ここまで踊りを揃えるのに、どれだけ練習したんだろう？」と、プロの舞台とはまた違う意味で、ちょっと感動してしまいました。
実は私も昔習っていたバレエを昨年再開しました。当時はプロを目指すでもない限り、「大人になったら辞める子供のお稽古事」という雰囲気があり、この歳で復活できるとは思っていませんでした。でもいまは大人初心者のためのクラスもたくさんあるし、ホントいい時代になりました。で、最近改めて実感しています。バレエって本当に難しい、でもそこが楽しい！
まず基本的な動きのハードルが高すぎるのですが、そこがイイ。上半身を引き上げて、脚は外旋させ、内腿と裏腿で動かして、つま先を伸ばして、手先は、呼吸は、重心は、顔の向きは、目線は…………一度にそんなたくさんのことを意識ながら体を動かすこと、日常でありますか？ ありません。90分のレッスンが終わると、もう下着までびっしょりの大量発汗。体も頭もフル回転で、他のことを考える余裕がまったくないのです。それでいて優雅に、いや、実際には相当ぎこちなくても、あくまで優雅なイメージをもって、生ピアノ演奏にのせて踊る快感と開放感！ めちゃめちゃストレス発散できます。しかもダイエットにも、ボケ防止にも、もってこいではないですか。
バレエ本来の「表現する」「見る人に感動を与える」というレベルにはほど遠い現状ですが、せめて現世の間に少しでも近づけるよう、毎晩ストレッチに励んでいます。（エディターY）
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