ニッター魂に火がつく、秋の夜 #深夜のこっそり話 #826

急に肌寒くなりましたね。このくらいの気候になると編み物がしたくなります。特に手芸女子というわけではないのですが、編み物だけは子供のころから好きでした。高校生の時は、当時人気のあったデザイナーズブランドのセーター(立体的な装飾のついたかなりの大作)を完コピし、称賛を浴びたことも!ニッターの方々には共感していただけると思うのですが、好きな音楽をかけながら、ぬくぬくのこたつに入り、深夜までニッティングに没頭する時間は、たまらなく幸せなのです。

 そうは言っても、この趣味には最大の問題が。ご想像通り、出来上がった作品の行方です。たとえどんなに上手にできたとしても、どうしてもほっこり感が滲み出てしまう手編みのセーターやマフラーをプレゼントされても困るだろうし、自分で身につけるにしても、やっぱりモッサリ感は否めない。

 そんなこんなで、大学生になるころにはすっかり編み物熱も冷めてしまったのですが、三國万里子さんの編み物キット(編み図と毛糸がセットになっていて超便利)の存在を知ってから、また私のニッター魂に火がつきました。三國さんは、リアルに「欲しい!着たい!」と思えるスタイリッシュな作品で大人気のニット作家さん。普段は絶対に自分の気に入った服しか着ないという、おしゃれ番長(というか、偏屈!?)のパートナーでさえ、三國さんデザインのニット帽はずっと被ってくれています。そういえば、今年のキットもそろそろ発売されたかしら? と、ネット検索したところ、人気の色とデザインは既に完売。毎日忙しすぎて、すっかり出遅れました……。再販に期待!(エディターY

>>三國万里子さんへの愛を語る

>>今すぐ欲しい、ニットカタログ

FEATURE