近年友人の間でよく上がる話題が、ライフステージによる関心の変化。独身・子ナシの私たちにとって、夫婦関係や子育ての話は遠い世界。かつては恋愛やゴシップ、映画、音楽などについて盛り上がっていた友人たちが結婚&出産を経て、共通の話題がなくなってしまった…と悲しむ現象が増えているよう。独身時代は辛口だったひとりがSNSで夫お手製のお弁当をアップし「ありがとう♡ おいしかった♡」とコメントしたことについて、「そんな会話はお願いだからLINEでやって…」と、友人。笑いながら聞きつつ、仲良し夫婦アピールも考えものだな、と思った次第です。
その夜ふと頭に浮かんだのが、ハリウッドでもっとも愛される夫婦のブレイク・ライブリー&ライアン・レイノルズ。おしどりカップルとして交際時から注目されていたふたりですが、結婚後はラブラブ度がさらにヒートアップ。映画のプロモーションで露出が増えるたび夫婦ネタを小出しにし、毎回話題をさらうのに、まったく嫌味じゃない。その理由は、典型的なラブラブアピールをあえて避ける高度なテクニックにあるような。
最近では、ブレイクが主演する映画『A Simple Favor(原題)』のプロモーションにライアンが参加。ブレイク演じる主人公で、突然失踪してしまうエミリーにかけて「教えてよ。僕たち、夫婦じゃないか。君が出産するとき、僕を車で病院まで連れて行ってくれただろう。それで、エミリーに何が起きたというんだ?」とSNSで発信。「〇〇に出演する妻を誇りに思うよ」という常套句を使わないところに、ライアンのセンスを感じるのです。
そんなふたりは誕生日の祝福コメントも秀逸。ブレイクの誕生日に、ライアンは妻の顔が見切れた自分の写真をアップし「僕のすばらしい妻へ、誕生日おめでとう」とコメント。すると2カ月後のライアンの誕生日、ブレイクは夫が見切れたライアン・コズリングの写真とともに「ベイビー、誕生日おめでとう」と発信。見事に反撃してのけたのだ。ラブラブなのは変わらずとも、プッと笑える工夫でこんなにも印象が変わるのだな、と圧倒されました。
運命の人探しという辛い(?)旅路を経て、幸せな結婚生活をつかんだのだから、ハッピーアピールしたいのは当たり前。そんなときにはブレイク&ライアンを真似すれば、周囲からの好感度もばっちりキープできる。ロールモデルが決まったところで、実践できないもどかしさ…。ふたりの美しいツーショットを眺めながら、心の隙間を埋める夜です。
>>ブレイク&ライアンは破局しませんように…!
セレブニュース担当。好きなセレブはマライア・キャリー、タイプはキアヌ・リーブス。運命の恋を探し続けてうん10年、取り柄はプラス思考。