小さい頃は神さまがいて不思議に夢をかなえてくれた
ユーミン（松任谷由実さん）の『やさしさに包まれたなら』の歌いだしのフレーズが、好きです。
無邪気に毎日が楽しかった頃。愛情をたくさんくれた大人たち。いつしか忘れてしまうこの情景に甘酸っぱい気持ちになるのですが、クリスマスが近づくとこの“神さま”がサンタクロースと重なるときがあります。
世界のサンタクロースを撮り続ける写真家の角田明子さんの写真展『サンタさんが いっぱい』が六本木のフジフイルム スクエアで開催中です。
柔らかい光に包まれた角田さんの写真が大好きなのですが、私が仕事を通じて彼女と出会ったのが2011年。ちょうどその時、７月にデンマーク・コペンハーゲンで行われる「世界サンタクロース会議」に出かけると聞いて、なにそれ？と食いついたのを覚えています。まずサンタクロースって本当にいるんだ！というのと、夏に会議なんてするの？と。
帰国後写真を見せて頂き、世界中のサンタクロースが集まるというハッピーすぎる世界観にくぎづけ。角田さんはそれ以降、子どもたちの笑顔のために活動するサンタクロースの魅力にひかれ、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンを訪れライフワークでサンタさんの活動を毎年撮り続けています。
今回の写真展でも、真夏の海でサンタさんがビーチバレーをしていたり、世界最古の遊園地“バッケン”で楽しんでいる「世界サンタクロース会議」の様子から、毎年１月にノルウェーで開催される「サンタクロースウィンターゲーム」、あるノルウェーのサンタさんの家を訪れクリスマスディナーの様子を撮影したものなど愛に溢れたサンタさんの写真がいっぱい！ ノルウェーでは“ユールニッセ（妖精）”と呼ばれるノルディックセーターがトレードマークのサンタさんや、雪が積もらないようにとんがり帽のスウェーデンのサンタさん、緑や黒い服を着た姿、グリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタクロースとしてアジア圏で唯一認められたミュージシャンでもあるパラダイス山元さんの姿もあります（日本人のサンタクロースがいることにもびっくり！）。
来週はクリスマス。ぜひ笑顔溢れる世界のサンタクロースに出合いに訪れてみてはいかがでしょうか。ユーミンが歌うように、“おとなになっても奇蹟はおこる”かもしれませんよ！
角田明子写真展『サンタさんが いっぱい』
期間：～2019年12月27日（金）
時間：10：00～19：00（最終日は14：00まで）
入場料：無料
会場：フジフイルム スクエア （東京ミッドタウン・ウェスト）
ウェディングとファッション担当。淡々としてますが笑い声だけよくとおります。好きなものは夕暮れとボサノバとチョココロネ。
