2019.12.25

年の瀬の手土産は、 “Not スイート”なパイがおすすめ #深夜のこっそり話 #1204

あっという間に今年も年の瀬。そしてホリデーシーズン真っ只中ですね! 友人宅でのパーティや実家への帰省など、イベントが多く、手土産をどうしようかなと悩む機会も増えるこの頃。食事の後のデザートに、と甘いものを選ぶことが多いのですが、変化球として“甘くないお菓子”を選ぶことがあります。

My定番“甘くないお菓子”の中で一番のお気に入りは、シェ・リュイ「プティ・サレ・アペリティーフ」。パンや焼き菓子、ケーキで有名なシェ・リュイで作られている、塩味の小さな小さなパイです。

パッケージは缶入りのクッキーのようなルックスですが、蓋を開けると小粒のパイがぎっしり詰まっていて、ぱっと見ただけだとおかきのようにも見える。オリーブ、昆布、海老、チーズ、ゴマ、ガーリックと、6種類のフレーバーで見た目もそれぞれの個性があって愛らしいのですが、さすがなのはそのお味。どれも小さいながらしっかりとキャラクターが立っていて、とっても美味しいんです。最初は「パイ生地のお菓子が昆布や海老の風味になっているなんて、どんな感じなんだろう?」と好奇心で手に取ってみたというのが正直なところですが、ひとくち食べてその豊かな風味にびっくり。それぞれのフレーバーを確認しながらパクパク、サクサクと……口当たりも軽くて、永遠に食べられてしまいそう。大人になって久々に、“やめられない、止まらない”的なお菓子の魔力を感じました。お酒好きの私にとって、この塩気がワインやビールにもぴったりなのも嬉しいところ。缶を開けたらすぐみんなで気軽につまめる、気張っていない佇まいもとっても私好み。今ではお店の近くを通る用事があるときは必ず購入してしまうほどの大のお気に入りになっています。

その出合い以来、甘党派な人への手土産はスイーツ、そうではない人を訪ねるときにはこちらを持っていくことが多くなりました。もらう人は必ずと言っていいほど、見た目の可愛さにハートを掴まれ、ひとくち食べて風味の素晴らしさに胃袋を掴まれます。「なにこれ、美味しい! これ、いいね!」この言葉が聞けるので、ついお土産に選んでしまうお菓子。ぜひ一度試してみていただきたいです。(エディターWAKASUGI

 

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エディター WAKASUGI

ファッション、カルチャー担当。家飲み&酒場含め、お酒がとにかく大好きなのに、人生初の禁酒中。そのせいかスイーツへの関心が急上昇。買い物は、事前調査をしっかりして挑むタイプ。

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