テカらない、締め付けない、チクチクしない。コットンタイツはこれ一択! #深夜のこっそり話 #1217

クローゼットを開けるとボトムスの9割をスカートが占めています。そんな私にとって、冬のタイツ選びは、重要な“ファッションタスク”。

カラダの半分以上の肌面積にふれる(しかも密着する)ため、肌着以上下着未満といいますか、おおげさにいうと第三の皮膚にもなりえるアイテムなので、肌触りやはき心地がとっても大切。にも拘わらず、タイツ選びはとっても難しい。なぜなら、実際にはいてみないと、自分の肌と生地との相性、生地の伸縮性や色合いなどまではわからないからです。ときに売場に置いてあるサンプル生地で確かめることはできますが、見るとはくとでは大きな違いがあります。今まで、何度も、何度も、本当に何度も失敗してきました。

そんなタイツ探しの旅が落ち着いてきたのは、数年前に、フランス発のレッグウェアブランド「BLEUFORET(ブルーフォレ)」のコットンタイツに出合ってから。一度はいて虜になり、以来、毎年新しいものを買い足しています。その心地よさを3語でまとめると「テカらない、締め付けない、チクチクしない」と、タイツにありがちな3つの困りごとが“ない”こと。

まずは「テカらない」。ナイロン製のタイツにありがちな“ケミカルなテカり”知らず。スタイリングを考える上で“艶&光のバランス”は、大事だと思っています。例えばメタリックなバックルのある、または、艶感のあるレザーのシューズにテカテカとしたタイツの足元だとその魅力が半減してしまいますが、こちらのコットンタイツだとそれは見事に上品にまとまります。

次いで「締め付けない」。フィット感のよさは群を抜いていて、ウールタイツをはいたときによく見受けられる分厚さもありません。さらにずれおちてこない。長時間たつと、タイツ全体が下にざがってきて膝下あたりからもたついたりすることも多かったのですが、これは朝から夜まではいてもたるむことなく、シュッとしたふくらはぎ&キュッとした足首を演出してくれます。

そしてもっとも大切な「チクチクしない」。“おしゃれはがまん”ができないマチュアな年頃なので、長時間はいてもチクチクした痒さがないのが本当にうれしい。ニットのスカートや、ウールのアウターを着ても、静電気を発したりまとわりついたりすることがほとんどありません。

おまけとして、何度洗っても毛羽立たないタフさも気にいってます。洗濯機でガシガシ洗ってますが今のところ毛玉もなし(ネットには入れています。手洗いすればもっと持つはず)。お値段は少しはりますが、耐久性を考えるとむしろ適正な気さえしてきます。

冒頭に続きますが、タイツ選びはその日の気分や行動にまで影響する重要なファクター。大人になって、カシミアのニットをきたときの、シルクのランジェリーをまとったときの、とろけるような心地よさ。肌が喜ぶあの感覚を、このコットンタイツをはいて感じて欲しいです!

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エディターYOSHIMURA

食べること、カラダを動かすこと、旅することが大好物のアクティブ派。その反動か、ワードローブは甘め嗜好。花柄アイテム&ワンピースがクローゼットを占拠しています。

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