グルメなマダムから紹介してもらったチョコレート、その名も「LIFE IS PÂTISSIER」。名前を聞いて驚き、思わず聞き返したほど。そしてつないだ言葉が「食べる前ですが、その本気、間違いなく美味しいやつですね」でした。
見た目からでもわかるインパクトあるチョコレート。マーブリングされたようなビジュアル、薄さ、繊細さ、おしゃれすぎます。噛むとサクサクするキャラメルをチョコレートでコーティングした「リーフキャラメル」はしびれる美味しさ。甘さとほろ苦さが交差して、サクサクしつつ気づけば口の中で消えるんです。最初のひと口めで悶絶していました。「ナニコレ?」。正真正銘の賛辞です。
続いてはお酒にもよく合う大好物の私的“お夜つ”「オランジェット」。雪をまとったような、白のオランジェットは初めてです。その雪の正体は和三盆とシナモン! しっとりした触感を感じつつオレンジの香りに包まれる口の中、それぞれの優しい甘さのハーモニーが広がります。そうなると心はもうギブアップです。何にギブアップなのか自分でもよくわかりませんが、パティシエのこだわりにでしょうか。1本では我慢できず、3本イッキに食べました。大事に食べたいところですが、またもや「ナニコレ?」という思いが脳に問いかけ、次、次と手が伸びてしまいました。制御不能です。
「LIFE IS PÂTISSIER」のパティシエ太田悠一さんの言葉として、「美味しくて少し面白いものを」という思いでつくられていると聞きました。「少し」っていうところがニクいですね。人もただ立っているだけなのに、なぜか少し面白そうな人って、魅力的。そして惹かれます。少しでも面白そうって思われたら、嬉しいところもありますよね。そんな人になるのは難しいけれど、味わうのは簡単。口の中でおこる「ナニコレ?」を体感してみて欲しいです。バレンタインギフトにもぴったりですが、今日という日も明日も乗り越えるには「おやつはやっぱり最強バディ!」ですから、自分にもぜひ。
エディターTARUI
気づいたらメガネやサングラスを集めてました。しかし、何年か寝かせてからかけるという癖あり。ひとりっぷ®修行中。セレブやK-POPを語りがち。