タイトルを見て大袈裟と思ったみなさん、先日2月7日(現地時間)に開催されたNFLスーパーボウルで放映されたパロディコマーシャルをご覧になりましたでしょうか。われらがティモシーが名作映画『シザーハンズ』の息子エドガー役で登場するや否や、各SNSをはじめ、世界中が大熱狂! もちろん私のタイムラインはAIに導かれ、見事にティモシー一色となりました。
ご存じの方も多いと思いますが、NFLスーパーボウルはアメリカ最大のスポーツイベントなので、各社が巨額制作費用を投じてCMを準備します。今年のキャデラックは、ティム・バートン監督の1990年に公開された『シザーハンズ』をオマージュし、シザーハンズの息子エドガーにティモシー・シャラメを、恋人であるキムを演じたウィノナ・ライダーを母親役に迎えたショートムービーを制作したのです。
「シザーハンズを持つ少年の物語。あの人ではなくて……。“エドガー、遅れるわよ”。私の息子エドガーの話です」というウィノナの語りから始まります。この時点でキムとエドワードのあの切なく温かい純愛ストーリーがフラッシュバックして、かなりエモい気持ちになります。
指先がハサミなのでなんでもカットしてしまうティモシー扮するエドガーの困難な日常。そんな日々の中で、ハンズフリーの自動運転支援システム搭載の、キャデラック電気自動車「LYRIQ」を母からプレゼントされるというオチなのですが、何度も見たくなる傑作。金網フェンスを触りながら黄昏れるティモシーの切なさたるや。スタートから33秒あたりの小さく笑うエドガーも泣ける! もう最高です。
ティモシーは演じるにあたって「ウィノナからの演技アドバイスがいきた」とコメントを出していますが、その内容は秘密と語っていません。メイクや衣装はもちろん、細部にもティモシーのこだわりが反映され、靴紐はiPhoneの充電コードだそう。90秒バージョン以外にも色々SNSに投稿されているので、ぜひチェックしてください。そのころには、頭の中はティモシーでいっぱい。間違いなく恋してます。