オンライン料理教室で自炊の楽しさに開眼した話 #深夜のこっそり話 #1487

今、料理のモチベーションが爆上がり中です! というのも、数ヶ月前に料理家SHIORIさんのオンラインアトリエ「L'atelier de SHIORI Online」に入会したから。現在9,000人(!)を超える会員が参加している料理教室です。

これまでの私の料理との向き合い方は、ほぼ毎日自炊しているものの特別好きでも得意でもなく、時短調理や作り置きを駆使して、とにかく平日は調理時間が短く済むのが最優先!とばかりに工夫をこらしていました。そんなわけで、自分で作る料理には驚きも感動もなく、決して満足しているわけではない。何より献立を考えるのが面倒……と感じることも(でも食べることは大好き)。そんな時にSHIORIさんのインスタで料理教室のレッスン生の方たちが作った料理を見て、こんなふうにおいしそうに作れたら、と軽い気持ちで入会してみました。

レッスンの豪華メニューの数々を見て、こんなに料理に時間取れるかな……と最初は不安だったのですが、いざ作ってみると心配無用でした! 自分で作るのを躊躇していたメニューも、工程を丁寧に説明してもらえるので、やってみると意外と難しくないと思えたこと。久しぶりに料理とじっくり向き合い、満足感の得られるごはんが作れたこと。その積み重ねで「料理って奥が深くて楽しいかも」と思えるようになってきたんです。

牛すね肉と大根のカレー(本来のレシピは牛すじですが、手に入らなかったため)は、出汁で長時間煮込み、牛肉も大根もほろほろ。口の中でじゅわっととろけるようなやわらかさ。

メインのレッスンは月に1回、2時間半ほど。レッスン日までにメールでレシピが送られてきて、会員専用のインスタアカウントでのライブを通して行われます。動画はIGTVに残るので、ライブで見なくてもOK。またレッスン後、質問募集期間があるので、作ってみて失敗した点や食材に関することなど疑問があれば解決できます。

レッスンではSHIORIさんが何度も試作を重ねたベストなレシピをシェアしてもらえるのですが、ほかにもおまけコンテンツとして、簡単に作れる、リアルな食卓の様子も月に1度アップされます。過去のレッスン動画やレシピも見放題で、会費は月額2,970円。

動画は説明をはさんだり、長い煮込み時間などを飛ばしながら進むので、見ながら作るというより、まず動画を見て調理の流れをつかみ、後日レシピを見て思い出しながら調理、あやふやなところは動画で再確認、というのが私の活用方法です。

レッスンでは、使う食材、調味料、鍋の選び方から、例えば本みりんとみりん風調味料ってどう違う?食材のどの部分を使う?肉の選び方は?野菜の切り方は?など、細かく説明してもらえるので、回数を重ねるごとに料理に関する知識が深まっていきます。少し手を加えるだけでおいしくなるコツもたくさん伝授してもらえます。

メニューは出汁の取り方、肉じゃがや豚汁のような家庭料理から、SHIORIさんが現地で習得した世界各地のメニューまで様々! 定番メニューでは、自分の足りてなかった点を改善してブラッシュアップできるし、作ったことのない一皿にトライできるのもうれしい。

ルーローハンは初めて作りましたが、本場台湾の屋台で食べた味はこんなだったかも!と自画自賛。じっくり煮込んだので、味がしっかり染み込んでいます。

ハンバーグや餃子はもっぱら冷凍に頼りっぱなしでしたが、久しぶりにタネから餃子を作りました。そして自分でパラパラのチャーハンが作れたことに感動。鶏がらスープの素を使わなくても味がキマるのがうれしい。

こんがり焼けたスペイン風オムレツとトマトソースのボスカイオーラは小さな子供もお気に入り。

レッスンを通して変わったのは、料理に丁寧に向き合うようになったということ。分量をスケールでちゃんと計ったり、調味料をなじませる時間をとったり、下ごしらえを丁寧に行ったり……。今までの自己流調理はツメが甘かったんだ、と痛感しました。一手間を加えること、一つ一つの工程を丁寧に行うことが、おいしさに直結するんですね。そしておいしいごはんは健康な体づくりの基礎となるだけでなく、新しいレシピに挑戦してみたり、いつもよりレベルアップした一皿ができたり、といった小さな成功体験を積み重ねることが、心の栄養にもなるんです。毎日料理に時間をかけるのは難しいですが、月に数回でもじっくり料理をする日があると、何でもない日常がより豊かになります。

次回のレッスン生の募集は2022年1月末だそうです。SHIORIさんのYoutubeやIGTVにもレシピ動画が上がっているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

最近は夜のリラックスタイムに、過去のレシピを見ながら「次は何を作ろうかな」と考えるひとときが楽しみになりました。

エディターYOKOYAMAプロフィール画像
エディターYOKOYAMA

カルチャー、SNS担当。今昔を問わず映画が好きで、休みの日はたいてい映画館にいます。ひとりっぷ®ビギナーです。

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