世にも美しいポスタービジュアルをひと目見たその日から、何があっても観に行かねば、と決めていた展覧会があります。それは、東京都現代美術館にて開催中の「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展。2017年、メゾンの70周年を記念してパリで開催されたのをを皮切りに世界各地を巡回してきた大規模な回顧展で、ムッシュ ディオールの手による貴重な作品はもちろん、彼の後を継いだ歴代のクリエイティブ ディレクターたちの数々のピースも展示されているだなんて。ファッション展が大好物な私が、ふつつか者ながらいくつかの感動ポイントをレポートします。
③歴代の名作が一堂に会するスペシャルな空間
創設者であるムッシュ ディオールの後には、イヴ・サン=ローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、そして現クリエイティブ ディレクターのマリア・グラツィア・キウリが続くのですが、7名それぞれの作品にフォーカスした空間が用意されています。シルエットも素材もさまざまながら、ひとりひとりがディオールのレガシーであることが感じられる演出!
⑤これぞモードの夢! 圧巻のイブニングドレス
そして最後にお楽しみのギフトショップへ。高木さんの作品を収録した豪華なカタログも素敵でしたが、次の予定もあったので、今回は特に気に入ったポストカードと鉛筆をさくっと購入。ポストカードを飾るために早く大掃除をせねば、という気持ちにさせてくれる意外なご利益もありました(!)。
モードとカルチャーの狭間で15年。音楽と鉱石とフレンチフライから逃れられません。



