ストライプシャツが1枚あれば、たいていのことはうまくいく #深夜のこっそり話 #1824

タンクトップかTシャツしか着られない、暑すぎる季節がようやく過ぎてくれて、ホッとしています。そのうち冷え込みが厳しくなって、数ヵ月前の暑さが恋しくなってくるのでしょうけれど。束の間の心地よい空気を、今のうちに存分に楽しんでおきたいものです。

涼しくなってうれしいこと、いくつかあります。ごはんがやけに美味しく感じること、散歩が気持ちいいこと、何をしていてもあまり汗をかかないこと、虫刺されを気にせず、木陰で本が読めること、それから、パリッとしたシャツを爽やかに着られること。

クリーンなシャツが心地いい。秋ですね

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Plan Cのストライプシャツ。ドライな肌触りのコットン100%の生地が快適。

子どもたちが今よりもっと小さかった頃は、デイリーにシャツを着るという選択肢はほとんどなかったように思います。抱っこでしょっちゅう服が汚れるので、ガシガシ洗えるスウェットがワードローブの主役でした。最近になってようやくシャツを着る機会が増えてきて、お気に入りに袖を通すたびに、ほくほくした気持ちになっています。

やはり、気が引き締まるのは白シャツですね。春先におろしたジル サンダーの7days シャツは、引き続き大活躍しています。素敵な白シャツを手に入れて満足しているはずなのに、もうちょっとカジュアルに着られるシャツもあってもいいかも、なんて欲が出てくる。そこで、夏の終わりに追加投入したのが、Plan C(プラン シー)のストライプシャツです。

ベーシックに遊びを取り入れた、Plan Cのストライプシャツ

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リズミカルなストライプの切り替えがモダン。フロントの大きめポケットもアクセントに。

白地に濃紺のグラフィカルなストライプが走る、スタイリッシュな一着。店頭で出合った瞬間、「うわー欲しい!」「でもちょっと待って、衝動買いは失敗のもと」「いや、でもやっぱり欲しい!!」といったふうに自分の中でせめぎ合い、脳内まで縞模様になりました。「試着だけでも、いかがですか?」という店員さんの心優しい対応に後押しされて、試着してみたら案の定、ますます欲しい。財布の紐はすっかり緩んでしまい、購入に至ったわけですが、まったく後悔はしていません。むしろ、満たされまくりです。

程よくオーバーサイズのシルエットに、ピッチの異なるストライプ地の切り替え、すっきりとラフな印象を与えるスタンドカラー。遊び心がありながらもスマートで、なおかつ品のよさも感じられる。真面目すぎず、くだけすぎずの絶妙バランス。これぞ、自分にとっての理想のストライプシャツだと思いました。今の時期は一枚でさらりと。寒くなったら中にタートルネックのニットを。休日はデニムと合わせて。大事な取材のときは、テーラードジャケットを羽織ってかっちりと。スタイリングの妄想はどんどん膨らみます。

MARNIのDNAを受け継ぐ、ポジティブなクリエーション

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セーラーカラーのように見える、後ろの切り替えにもグッときます。

ところで、Plan Cを手がけるカロリーナ・カスティリオーニさんは、MARNI(マルニ)でキャリアを積まれた方であり、マルニの創業者、コンスエロ・カスティリオーニさんの娘でもあることは周知の通り。彼女のモダンでユーモラスなクリエーションは、マルニのDNAを受け継いでいるからこそ。それでいて、突き抜けてエッジィな印象はなく、あくまで日常に寄り添うリアルクローズであるというのも重要なポイントです。気負わず、でもしっかりモードな雰囲気もあって、着ると自然に前を向くことができる。Plan Cの服には、そんなポジティブなパワーがあると感じています。

ちなみにこのストライプシャツは、オンラインセレクトショップのミラベラでも取り扱いがありますので、ぜひチェックしてみてください。シーズンを問わず、シーンを選ばず、デイリーに使えて本当に優秀です。このシャツがあれば、たいていのことはうまくいきそうな気さえしています。

エディターHAYASHIプロフィール画像
エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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