思い出をそのままパッキング。手書き旅行記のススメ #深夜のこっそり話 #1827

旅行の思い出、何で残していますか? スマホの写真や動画を生データ。ローカルな土産屋で出合ったスモールグッズ。はたまた記憶として留めておくのみという選択肢も。一方、旅行先で感じ取ったすべてを留めておきたい私は、文字とイラストで構成したZINEを作っています。旅行の思い出をそのままパッキングできる私オリジナルな手法、実にアナログですが、とてもおすすめなので紹介させてください。

エディターTAJIKA流、旅行ZINEの作り方

思い出をそのままパッキング。手書き旅行記の画像_1
(左から)ニューヨーク/2017、ミラノ&ローマ/2018、バルセロナ,ビルバオ&マドリード/2020、バンコク/2019 表紙の写真は自分で撮影したもの。

●その日に過ごした場所、そこで出合った人、もの、感じたことを日記感覚で文字に起こす。
●テキストでは説明し難い光景、印象的な人、ものなどはイラストで描く。
●施設の入場チケット、パンフレット、紙ナフキン、お菓子の袋、ショップカードなど、小さめの薄っぺらいものはなんでもとっておき、テキストやイラストの合間に時系列順で貼り付ける。
●すべてのページ、紙類をまとめて製本。

記憶が新鮮なうちに書き記そう

思い出をそのままパッキング。手書き旅行記の画像_2
ベルリン/2018 電車や美術館のチケットはマストで回収。各国で比較するのも楽しいです。
思い出をそのままパッキング。手書き旅行記の画像_3
パリ/2020 各ZINEの巻頭には12ページほどの写真集を付けています。

手書きかつ手作りゆえ、完成させるまでにかなりの時間を要してしまうのが難点。私の場合は夜に宿に戻ってから、その日のことはできるだけその日のうちにまとめるようにしていました。かなり時間がかかるので作業が深夜まで及ぶこともしばしば……。私のように睡眠時間を削りたくない人は、自分の行動や感情を振り返りやすいよう、旅行中にこまめに写真を撮っておくことをおすすめします。

思い出すべてをその1冊に

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コピー紙をホッチキスで束ねて、背表紙は黒のガムテープで固定。都市名を記しておくと本棚から探しやすいです。

ページをめくるたび、現地で目にしたもの、当時の感情、香り、音、味、手触りまでもが脳内で追体験できてしまうZINE。なかなか海外に行くチャンスがなかった昨今、旅行した時の高揚感を思い出すために何度も読み返していました。

2017年、初めての一人旅に選んだニューヨークから制作を始めたZINEですが、渡航した国ごとに制作し続け、総冊数は今では16冊に。今月、久々に17冊目の制作を画策しています。 非日常的な思い出は何にも代えがたいもの。日々を頑張るための糧にするべく、この習慣は生涯続けていきたいと思っています。

エディターTAJIKAプロフィール画像
エディターTAJIKA

新米エディター。危険ギリギリのラインを攻めた海外一人旅が好き。最近はスパイス料理に沼ってしまい、口内に刺激を求める日々です。

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