2024年夏、なんてったってシルバージュエリー #深夜のこっそり話 #1975

服装は極力シンプルに、ジュエリーでさりげなく主張する。ここ数年はそんなスタイルがマイ定番です。ゴールドも色石も好きですが、夏に身につけたいのはやはり、目にも涼しいシルバージュエリー。スタメンはこの3つです。

装いに涼を添える精鋭たち

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右上から時計回りに、ジョージ ジェンセンの「MERCY」オープンバングル、ソフィー ブハイのフープピアス、スゥスの「CLIFF」リング。

流れるようなシェイプのバングルはジョージ ジェンセンより、ブランドを代表する「MERCY(マーシー)」コレクションのものです。5年前に同じデザインのシルバーリングを購入して以来、デザイナーのジャクリーヌ・ラバンのファンに。2年前の夏、取材終わりに立ち寄った銀座本店でバングルもあることを知り、迎え入れました。マーシーの魅力は、なんといってもそのなめらかな曲線使い。ひんやりとした感触で、やさしく包み込むように腕にフィット。ミニマルながら、パッと目を引く存在感があります。

「それどこの?」と聞かれる個性派リングを主役に

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指や腕にしなやかに沿う造形。お気に入りの組み合わせです。 

ナツメのような凹凸のあるモチーフのリングは、竹内佑佳さんが手がけるsussus.(スゥス)というブランドの新作。アームの部分が植物の蔓のように指に巻きつく、生命力を感じる造形です。無機質な金属を使って有機的に表現するのが、スゥスのクリエーションの持ち味。このリングをひとつ足すだけで、スタイリング全体の印象を変えるぐらいのパワーがあります。重厚に見えるけれど、モチーフの中はゆらゆら帝国よろしく、空洞です。愛嬌があるのにパンチが効いている、独特の佇まいに心を奪い去られました。「それどこの?」と話しが弾む、とっておきのカンバセーションピースとしても活躍しています。

迷ったらこれ。360度美しいピアス

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キャッチのないデザインなので、どの角度から見ても美しいピアス。

「迷ったらこれ」とばかりに何年も愛用しているのが、ソフィー ブハイのピアス。一見よくあるフープタイプと思いきや、実際につけると違いは歴然です。あえて真円にしない卵型のエレガントなシェイプ、大きすぎず小さすぎない絶妙なサイズ感、耳たぶを挟むようなキャッチレス設計。考え抜かれているからこそ、どの角度から見ても惚れ惚れするほど美しい。毎日つけてもまったく飽きず、それどころか年々愛着が増していっています。それこそ、体の一部のように身につけている逸品です。

どれもさりげなくチャーミングで、同時に芯の強さも感じられるデザインが気に入っています。単調になりがちな夏の着こなしをアップグレードする、ジュエリーワードローブの精鋭部隊。「なんてったってアイドル」と歌ったのはキョンキョンですが、最近の私はもっぱら、なんてったってシルバージュエリー。引き続き、仲間を増やしていこうと思っています。

エディターHAYASHIプロフィール画像
エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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