名刺入れは、働く私のユニフォーム #深夜のこっそり話 #2169

街中や電車の中で見かける初々しいスーツ姿の人たちに、親心に近いまなざしを向けつつ、同時に懐かしい気持ちも込み上げてくる新年度。「社会人」という身分になって幾星霜を経た今も、この時季はなんというか、少し身が引き締まります。道ゆくフレッシュな若者たちを見ながら、心の中で中島みゆきさんの『ファイト!』を熱唱している今日この頃です(全然フレッシュじゃない)。

選んだのは、リュニフォームの「No.81 レザースモールエンベロープ」

リュニフォームの「No.81 レザースモールエンベロープ」
リュニフォームの「No.81 レザースモールエンベロープ」¥28,600

さて、閑話休題。2025年度は自分の職業人生の節目でもあるという口実のもと、年度初めの4月1日に名刺入れを新調しました。仏ブランド、リュニフォーム(L/UNIFORM)の「No.81 レザースモールエンベロープ」です。

ブラック、ネイビー、ブラウン、ピンクなどの豊富なカラーバリエーションから選んだのは、初見でグッときたペールブルー。日々の業務に忙殺されて心が荒んだとき、このやさしい色に癒されたい。もっというと、うっかり闇堕ちしそうなとき、このピュアな色に救われたい。そんな淡い期待を込めてのセレクトです。

レザーを封筒のように折り畳んだデザイン

リュニフォームの「No.81 レザースモールエンベロープ」
スリムなデザインですが、名刺30枚分くらいは入ります。

リュニフォームといえば、キャンバス地とレザーを組み合わせた機能的なバッグが有名ですが、じつはレザー小物も充実していると今回初めて知りました。私が購入したNo.81は、商品名に「エンベロープ」とありますが、まさに「封筒」みたいなデザイン。それを紙ではなくカーフレザーで作っているところに、上質な遊び心を感じます。

リュニフォームの「No.81 レザースモールエンベロープ」

きめ細やかなシボが施されたフルグレインカーフレザーに、ブランド名を刻印したスナップボタンが金色に輝いて。麗しのコンビネーションに見惚れます。

継ぎ目のない、贅沢な一枚革仕立て

リュニフォームの「No.81 レザースモールエンベロープ」の中身

しかもよく見ると、外側には縫い目がどこにもないんです。一枚革を折り紙のように折り畳んだシンプル設計で、糊づけもなければ、内張りもない。革の質感を活かしたミニマルな作りにも惹かれました。

店頭でまじまじと見つめている私に、店員さんがそっとひと言。「使い込むほどに革がやわらかく、馴染んでいきますよ」。あら素敵。ついでに自分という人間も、使い込むほどにやわらかくならないものでしょうか。

休日はミニ財布代わりに

リュニフォームの「No.81 レザースモールエンベロープ」、フェインの横長バッグ、スマートフォン

仕事の日は名刺入れとして。休日はカード類や小銭を入れて、ミニ財布として。昨シーズンから愛用しているフェインの「そば茶」色のバッグとの色合わせも気に入っています。いいぞいいぞ、春めいてるぞ。

仕事柄、季節を問わず「はじめまして」と挨拶する機会が多いので、私にとって名刺入れは、いわば毎日に寄り添う“ユニフォーム”のような存在。それもあって、今回のリュニフォームとの出合いには運命的なものを感じています。青山の旗艦店とオンラインショップ限定ですが、好きな文字を箔押ししてパーソナライズできるサービスもやっています。例えばイニシャルを入れて、「自分だけのユニフォーム」にするのも妙案。

気がつけば社会人生活も長くなり、ベテランと呼ばれる域に入りつつありますが、いつだって心には、澄み渡った春の空が広がっていますように。そんな淡い期待を込めた、ペールブルーの“マイ・ユニフォーム”。まだまだ精進が必要な自分自身とともに、大事に育てていきたいです。

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リュニフォームの「No.81 レザースモールエンベロープ」

商品名

リュニフォームの「No.81 レザースモールエンベロープ」

価格

¥28,600

エディターHAYASHIプロフィール画像
エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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