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普通に見えて普通じゃない【へリル】のカシミアニット、今年も買い足しました #深夜のこっそり話 #2321

2年前に購入した、へリル(HERILL)のカシミアニット。今年もまた着られると思うと、苦手なはずの冬がちょっと楽しみになるんです。「服1着で大仰な」と思うでしょう。たかがニット、されどニット。この着心地を知っている人なら、きっと共感してもらえると思います。

素材にこだわるジャパンブランド

へリル AMERICAN DEADSTOCK SWEATER

へリルのAMERICAN DEADSTOCK SWEATER¥66,000

日本国内の伝統ある工場とともに、素材開発から取り組んでいるブランドです。へリルの服に使われる生地は、デザイナーの大島裕幸さんの心を動かしたものだけ。つまり、“いい素材”に対する本気度が違うんです。中でもカシミアニットは、ブランドの代名詞的存在。軽くてなめらかで、ふんわりしていて、身にまとえばまさに“至福の”私服。もしも「幸せ」が目に見えるものだったなら、きっとこんな感触なんだろうなあ、と思うくらい。

というわけで、ここ数年の冬の私は、へリルのニットの虜です。一昨年から愛用しているグレーに加えて、今年新たにメイデンズ ショップで買い足したのがチョコレートのようなブラウン。出合ったときはまだ酷暑真っ只中で、冬用ニットにはまったく食指が動かなかったのですが、後々売り切れて後悔するくらいならと思い、汗だくで冬の寒さを想像しながら、半ば無理やり購入しました。ようやく涼しくなってきてニットが恋しくなってきた今、実際にやっぱり手に入りにくくなってきているよう。「買っておいてよかった!」と心中で熱いガッツポーズを決めながら、涼しい顔して袖を通してみました。

新たに買い足した「AMERICAN DEADSTOCK SWEATER」

へリル AMERICAN DEADSTOCK SWEATER サイズ0 着用

1950年代から60年代にかけて製造されたという、アメリカのデッドストックのカシミア糸で編まれた1着です。半世紀以上も前の糸なのかと思うと、年月の重みを感じますが、着心地はいたって軽やか。ハイゲージでも、カシミアならではのふっくらとした質感があり、どこかヴィンテージのような趣も漂います。さらっと1枚で着るだけでこなれて見えるのが、ザッツ・へリル・マジック。

ちなみにへリルはユニセックスブランドなので、身長158cmの私はサイズ0を選びました。それでもリラクシングなシルエットですが、首まわりや裾のリブがきいているのがポイント。ただルーズなのではなく、しかるべき部分はきちんと締める。秀逸なバランスに、ブランドの気概を感じます。

へリル AMERICAN DEADSTOCK SWEATER サイズ0 着用

こっくりとしたブラウンは、上品さとカジュアルさの塩梅が絶妙。今回はブラックデニムと合わせてみましたが、ブラウン系で色みをそろえるのもよさそう。もっというとこの先、体型や顔の表情が変わっていっても、そのときのスタイルにすんなり馴染んでくれそう。普通に見えて、ぜんぜん普通じゃない。幸せを運んできてくれる、へリルのニット。育てるように、長くともにしていきたいです。

今回紹介した商品はこちら!
AMERICAN DEADSTOCK SWEATER

商品名

AMERICAN DEADSTOCK SWEATER

ブランド

へリル

素材

カシミア

価格

¥66,000

メイデンズ ショップで販売中

エディターHAYASHIプロフィール画像
エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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