2月28日(現地時間)に開催された、映画界の祭典「第88回グラミー賞」。世界中から熱い視線が注がれる中、栄えある受賞者&作品が出揃った。
『レヴェナント:蘇りし者』のコンビ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督&レオナルド・ディカプリオ Photo: Getty Images
今年最も注目を浴びていたのは、ノミネート計5回を誇るレオナルド・ディカプリオの賞の行方について。これまで長年“今年こそは”と言われながらも賞を逃してきたが、今年ようやく主演を勤めた『レヴェナント:蘇りし者』で悲願のアカデミー賞初受賞を果たした。壇上でスピーチを行ったレオナルドは、「皆さん、本当にありがとう。『レヴェナント:蘇りし者』は、キャストとスタッフの並ならぬ努力の末に完成した作品なんだ」と語り、作品への愛情を表現した。
今回、最多である12部門にノミネートされていた『レヴェナント:蘇りし者』。監督のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥは、昨年の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続き2年連続で監督賞に輝き、65年ぶり・歴代3人目という快挙を成し遂げた。
右から、アリシア・ヴィカンダー(助演女優賞)、レオナルド・ディカプリオ(主演男優賞)、ブリー・ラーソン(主演女優賞)、マーク・ライランス(助演男優賞)
ケイト・ブランシェット、ジェニファー・ローレンスらアカデミー賞の常連女優たちが軒を連ねた主演女優賞では、26歳のブリー・ラーソンが受賞。また助演女優賞でも『リリーのすべて』に出演する27歳のアリシア・ヴィカンダーが受賞し、女優部門では若手女優が大きな活躍を見せた。
その他、主要賞の受賞者&作品リストは以下の通り。
■作品賞
『スポットライト 世紀のスクープ』
■監督賞
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ-『レヴェナント:蘇えりし者』
■主演男優賞
レオナルド・ディカプリオ-『レヴェナント:蘇えりし者』
■主演女優賞
ブリー・ラーソン-『ルーム』
■助演男優賞
マーク・ライランス-『ブリッジ・オブ・スパイ』
■助演女優賞
アリシア・ヴィカンダー-『リリーのすべて』
■外国語映画賞
『サウルの息子』(ハンガリー)
■長編アニメ映画賞
『インサイド・ヘッド』
■短編アニメ映画賞
『ベア・ストーリー(原題)』
■短編実写映画賞
『スタッタラー(原題)』
■短編ドキュメンタリー賞
『ア・ガール・イン・ザ・リヴァー(原題)』
■長編ドキュメンタリー賞
『AMY エイミー』