2004年に17歳でウィンブルドン初優勝を果たしてから、世界トップの女子テニスプレーヤーとして活躍してきた、マリア・シャラポワ選手(28)。テニスの技術はもちろん、188cmの長身&華やかな雰囲気からテニス界のプリンセスと称されていた彼女が、ドーピング検査で陽性が出たためにテニス界から謹慎処分を受けたことを明かした。
Photo: Getty Images
シャラポワは3月7日(現地時間)に急遽記者会見を開き、1月に開催された全豪オープンで行われたドラッグテストで陽性反応が出た旨を報告。うなだれた様子で、「この件に関する自身の非を、全面的に認めます」と語った。
陽性反応が出たのは、今年から新たに使用禁止物質に加わった「メルドニウム」という物質。彼女は医者から処方されていた薬にメルドニウムが入っていることは知らず、過去数年に渡って同じ薬を服用していたそう。今年新たに更新された使用禁止物質は各選手にメールで通告されていたものの、そのリストをきちんと確認しなかったのが、事の原因だと語った。
過去には5度のグランドスラム優勝を経験し、現在世界ランク7位のマリアは、「自身の無責任さが招いたこと」と過ちを認めた上で、「ファンの方たちを失望させてしまい、そして私が4歳のときから愛してやまないスポーツに対して、とても失礼なことをしてしまいました」と謝罪。「でも、こんな結果で自分のキャリアを終わらせたくない。もう一度、テニスをするチャンスを与えていただけないでしょうか」と、悲願した。
謹慎処分は3月12日から執行され、出場停止期間などの具体的な内容はまだ決まっていないそう。
モデルとしても活躍し、過去には人気バンド、マルーン5のアダム・レヴィーンとの交際などで世間を賑わせてきたマリア。煌びやかな選手人生を謳歌してきた彼女のまさかの転落に、世界中のファンは驚きを隠せない様子。彼女がゲームコートにカムバックできることを、願うばかりだ。
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