キャサリン妃、子育ての苦悩を語る

先週ロンドンで、子どもの心のケアに悩む家族をサポートするチャリティー団体を訪問した、英王室のウィリアム王子&キャサリン妃。ふたりがハリー王子とともに支援する心の健康を促進するキャンペーン「Heads Together」に加盟するこの団体は、子育てに悩む両親たちがアドバイスを求めるヘルプラインを設けている。団体のメンバーらと対談し、両親たちから寄せられる悩みを聞いたキャサリン妃は、「私たちも小さい子どもを抱える親として、苦悩に直面してきたわ」と、子育てによる苦悩を語った。


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2013年に長男のジョージ王子、2015年に長女のシャーロット王女を出産した、キャサリン妃。2児の子育て真っ最中にいる彼女は、「私たちが今日学んだことは、(悩むことが)ごく自然だってこと。私たちも“普通の親”です。小さな子どもを抱えているのだから、もちろん、悩むことだってあります。そしてこれからも、沢山の悩みに直面するはず。その悩みがエスカレートしたとき、支援を得られることが、生命の維持には不可欠だと感じました」と、自身の子育てに言及。


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「親として、母として、とても大事なのが“自分を批判しない誰か”の存在。さらにその人がプロフェッショナルに支援してくれたら、大変なときを乗り越える、大きなチカラになるはず」と、母として経験してきた苦悩を振り返りながら、団体の活動についてコメントした。


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「正しいサポートを受けることがどれほど大切かってことが、よくわかったよ。素晴らしい活動だと思う」と団体を褒め称えたのは、ウィリアム王子。妻であるキャサリン妃とともに子育てをする父として、「両親が理解すべきことは、すべてを完璧にこなすことは不可能だってこと。苦悩について誰かに相談し、助けを求めることを、決して恥じなくていい。僕たちはヒーローではありませんから」と、自身の考えを披露。

さらに「親は沢山のプレッシャーを抱えているけど、それらのほとんどは、自分たちの考え方が原因になっている。何事もきちんとこなさなきゃいけない、強くあり続けないといけない、と思うからね。でもたまには、自分ひとりで受け止めるのを諦めて、人に頼ることも必要なんです」と、悩みを抱える親へ、エールを送った。


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完璧な姿ばかりが映し出され、“理想の家族”とも言われるウィリアム王子&キャサリン妃一家。しかし今回のインタビューで自身らも悩んでいることを明かし、彼らもあくまで“普通の親”であることをアピールした。小さな子どもを抱えながら、世界中を飛び回って多くの公務を果たすことは、大変なこと。“一国の王族も同じ悩みを抱えている”という事実が、世界中の人々の心の支えになることだろう。

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