女優たちのドレス競演 in ベネチア国際映画祭2016

8月31日に幕を開けた、第73回「ベネチア国際映画祭」。世界最古の歴史を持つ映画祭には今年も、ナタリー・ポートマンやリリー=ローズ・デップ、モニカ・ベルッチら豪華セレブたちがこぞって来場。レッドカーペットを彩った美しいドレス姿は、必見! Photos:Getty Images



Natalie Portman in Valentino

本映画祭で第2子の妊娠が発覚した、ナタリー・ポートマン(35)。『Jackie(原題)』のプレミア上映会へは、ヴァレンティノのモノトーンドレスをセレクト。

エレガントながら甘すぎないドレスが、彼女の凜とした顔立ちにマッチ。輝くブレスレット&ピアスは、ブルガリのもの。大きく開いた胸元はあえてノーアクセサリーで、難易度の高い柄ドレスを絶妙なバランス感覚で着こなす技はさすが!



Lily-Rose Depp in Chanel

『Planetarium(原題)』でナタリー・ポートマンの姉妹役を演じた、リリー=ローズ・デップ(17)。自身が広告を務めるシャネルのドレスで、同作のプレミア上映へ。

胸元の白いチュールの花がアクセントとなったブラックドレスを、華奢なボディでクールに着こなした彼女。シューズもドレスに合わせたブラック、さらにジュエリーも小ぶりなものでまとめ、ミニマムな装いに。しかしながら全身からオーラを漂わせ、17歳にして大女優の風格を見せた。



Emma Stone in Atelier Versace

若手女優のなかでも群を抜くファッショニスタとして知られる、エマ・ストーン(27)。レッドカーペットでも守りに入らない彼女が選んだのは、アトリエ ヴェルサーチ。

その光沢感から近未来的な印象の、ハイネックドレス。フリンジのように切り込まれたすそから脚のぞかせ、抜け感を演出。ドレスに合わせたシルバーのシューズは、ジミー チュウ。チャームポイントの赤毛はかっちりとまとめ、ドレスの重みを感じさせないスマートな着こなしを披露。



Suki Waterhouse in Dolce & Gabbana

ここ数年で映画出演が増え、女優としてのキャリアを着実に伸ばし続けているモデルのスキ・ウォーターハウス(24)。出演する『The Bad Batch(原題)』のプレミア上映では、かつてイケメン俳優のブラッドリー・クーパーをも虜にしたナイスボディを最大限に活かしたスタイルが話題に。

目にも鮮やかなピンクのロングドレスは、ドルチェ&ガッバーナ。キラキラと煌めくドレスで、大女優がひしめくレッドカーペットでも一際目立つことに成功。ブロンドのロングヘアをシンプルに下ろしたダウンスタイルで、ゴージャスな仕上がりになるのは、173cmの長身だからこそなせる技。



Naomi Watts in Elie Saab

レッドカーペットでのドレス選びに定評のあるナオミ・ワッツ(47)。エリー サーブのオートクチュールドレスで、『The Bleeder(原題)』のプレミア上映に登場。

上質なレースと繊細な刺繍で人気を集めるエリーサーブの特徴が全面に現れた、ヌードカラーのドレス。ブラックレザーのベルトでウエストラインをマークすることで、メリハリをつけた。太ももの付け根まで入ったスリットからは、大胆に生足をチラ見せ。さらにファンシーなドレスとは対照的な真っ赤なリップで、大人の女性ならではのセクシーさを表現。



Dakota Fanning in Miu Miu

7歳のときに出演した『アイ・アム・サム』(2001)の演技が高い評価を受け、天才子役として脚光を浴びたダコタ・ファニング(22)。グンと大人っぽく肩を露出させたストラップドレスで、出演作『Brimstone(原題)』のプレミア上映へ。

ホログラムの光沢が幻想的な美しさを演出するドレスは、ミュウミュウ。華奢なストラップから白い肌をのぞかせて佇むその姿は、まさにマーメイドのよう。ヘアはポニーテールにまとめ、22歳らしいフレッシュな魅力を振りまいた。



Chiara Ferragni in Philosophy Di Lorenzo Serafini

世界的人気を誇り、デザイナーとしても活躍中のイタリア人ブロガー、キアラ・フェラーニ(29)。各国のファッション誌のカヴァーを飾るスタイルアイコンは、ライトピンクのドレスをチョイス。

ヘルシーに焼けた肌に映える華やかなピンクのドレスは、フィロソフィ ディ ロレンツォ セラフィニ。ドット柄のふんわりとしたスカートからは脚が透けて見え、ガーリーさとセクシーさの両方を体現した。

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