シャーリーズ・セロンが激太り!? 壇上で堂々と“デブ”宣言の理由は?

美女揃いのハリウッドでも、ずば抜けた美貌&スタイルの持ち主として知られる、女優のシャーリーズ・セロン(41)。しかし先日、ロサンゼルスで開催された「amfAR Inspiration Gala」を訪問した彼女の外見の激変ぶりに、世間は驚きを隠せない様子。それもそのはず、スラッとしたナイスボディの面影はなく、かなりふっくらしていたのだ。


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同イベントでは積極的に携わっているチャリティー活動を称えられ、壇上でのスピーチを決行。普段であれば露出度の高いドレスが彼女の定番。それが、体型をすっぽりカバーするロングドレス&ジャケットのオールブラックスタイルで登場したのだった。

壇上に登る前に、コメディアンのチェルシー・ハンドラーから、体重について指摘を受けたシャーリーズ。すると彼女は笑顔で「そうなの。私は今、とっても太っているのよ」と、素直に認めたのだ。


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アカデミー受賞歴もある大女優に対して体型いじりが許されるのか…!?と、観客の方が冷や汗をかいてしまいそうな、この展開。しかしシャーリーズが笑顔で対応できるのも、この激太りは“役作り”だから。

現在シャーリーズは、3児の母を演じる映画『Tully(原題)』の撮影真っ只中。この役を演じるために、30パウンド(13.5キロ)もの体重を増やしたんだとか! 現在も充分に美しいためその差はわかりにくいが、今年7月に撮影された写真と比べてみると、その顔の変化は明らか。


今年7月に撮影された、シャーリーズ。Photo : Getty Images

シャーリーズか役作りのために外見を変えたのは、今回が初めてではない。2003年に公開された『モンスター』では、役を得るために監督から14キロもの増量を命じられたそう。もとの姿がわからないほどの激変ぶりに加え、眉毛を全部抜くという体当たりな演技は高い評価を得て、見事その年のアカデミー賞&ゴールデングローブ賞主演女優賞のW受賞を達成。

さらに昨年、世界的大ヒットとなった『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では、自慢のブロンドヘアをきっぱり剃り落とし坊主頭になったことも話題に。


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以前インタビューで、「8頭身のゴージャスなモデルが演じられる役って、世の中にどれくらいあると思う? 肉付きのいい役のときなど、美しい人からオーディションを落とされるのよ。私も経験したわ」と、美しさ故の苦悩を語っていたシャーリーズ

自身の容姿がキャリアの妨げになっていることを認識し、役作りのためにはそれを崩すという選択も厭わない覚悟は、まさに女優魂。来年公開予定の新作映画『Tully(原題)』に出演する彼女の新しい一面を観る日が、楽しみでならない。


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