ワン・ダイレクション(以下=1D)の活動休止や、息子の誕生、新恋人との交際スタートなど、立て続けのビッグニュースで世間を騒がせた、ルイ・トムリンソン(24)。そんな彼の最愛の母、ジョアンナ・ディーキンが12月7日(現地時間)、43歳という若さでこの世を去った。奇しくもその3日後にソロデビュー後初のパフォーマンスを控えていたルイをサポートすべく、1Dのメンバーらが一堂に集結。強い絆で、世界中のファンを感動させた。
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ルイの他にロッティ(18)、フェリシテ(16)、双子のデイジー&フィービー(12)、双子のアーネスト&ドリス(2)という、7人の子供を持つジョアンナ。今年は初孫となるルイの息子・フレディ君も誕生し、幸せいっぱいの人生を歩んでいた。
そんなジョアンナは白血病との闘いの末、12月7日に死去。この3日後にあたる10日、デビューのきっかけとなった『X Factor』で、ソロデビュー初となるパフォーマンスを行う予定だったルイ。以前「(ジョアンナは)息子の晴れ舞台をとても楽しみにしている」と報じられていたため、彼女の早すぎる死を嘆く声が多く挙がった。
ジョアンナの訃報を受け真っ先にメッセージを発信したのは、ルイと未婚のまま息子を産んだ、ブリアナ・ヤングワース。出産後は慰謝料や親権について争っていた彼女だが、「心が痛むわ。(息子)フレディを見るたびに、あなたのことを思い浮かべるの。ともに過ごした時間、ふたりの会話を、私は絶対に忘れない」と、インスタグラムに愛に溢れたメッセージをポスト。
Very sad news . Louis I love you mate and I'm / all of us are here for you all the way . You're mum was an incredible person .
— Niall Horan (@NiallOfficial) 2016年12月9日
Thinking of you and your family .love from my family to yours..
— Niall Horan (@NiallOfficial) 2016年12月9日
その後、1Dのバンドメイトで、ルイと最も親交が深いと知られるナイル・ホーランがツイートを発信。 「とても悲しいニュースだ。ルイ、お前を愛している。僕、そして全員が、お前を支え続けるよ。お前の母親は、すばらしい人だった。ルイと家族のことを想っているよ」と、溢れんばかりの悲しみを表現した。
ナイルに続いたのが、リアム・ペイン&かつてのメンバーだったゼイン・マリク。なかでもゼインはメンバーたちとの不仲が報じられていたことから、大きな話題を呼ぶことに。
「兄弟よ、僕の心が痛むよ。何万マイル離れていても、変わらず君のことを想っているということを忘れないでくれ。僕はいつでも君を支えるよ。君が僕にしてくれたようにね」
-リアム・ペイン
「愛しているよ。ルイの家族へ、祈りを捧げます。君の強さを誇りに思うよ。そして君の母も、同じように感じているはずだ」
-ゼイン・マリク
他にも『X Factor』の共演者や審査員など、多くのセレブたちが追悼メッセージを発信。そんななかで向かえた、パフォーマンス当日。なんと1Dのメンバーが、ルイを支えるために、会場へ駆けつけたというのだ。
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昨年の12月以降、一緒に行動することが全くなかったと言われる4人。しかし『X Factor』のスタッフは、「ハリー、ナイル、リアムの3人が、ルイを支えたいと、会場に駆けつけたんだ。きっと彼の人生にとって、これが最も辛い経験だろうから」という舞台裏秘話を告白。
「久しぶりに4人で集まって、もとの兄弟のような雰囲気だったよ。まさに、素晴らしく、感動的な瞬間だったね。ナイルはニューヨークから、リアムはロサンゼルスから、わざわざ飛んできたんだ。それほど、4人が集まることが重要だったってことだろう」。
これまで幾度となく流れてきた不仲説を一掃するような、強い結束力と信頼関係を見せ付けた1Dの4人。メンバーの厚いサポートを受けて、晴れて初パフォーマンスを成功させたルイ。悲しみを乗り越え、さらにパワーアップした姿で活躍することを、祈るばかりだ。