いよいよ、2018年3月4日(現地時間)に迫った第90回アカデミー賞授賞式。今年のプレゼンターには、サンドラ・ブロック、エミリー・ブラントらが登場し、ホスト役には2年連続でコメディアンのジミー・キンメルが抜擢された。
いよいよ、2018年3月4日(現地時間)に迫った第90回アカデミー賞授賞式。受賞者の感動スピーチや、ライブならではのハプニングなど、世界中が注目する映画の祭典がついに幕を開ける。公式インスタグラムではプレゼンターが発表され、女優のサンドラ・ブロックやエミリー・ブラントなどのビッグネームが名を連ねた。
ホスト役には、人気番組『ジミー・キンメル・ライブ!』の司会者でおなじみのコメディアン、ジミー・キンメルが2年連続で抜擢。昨年は、俳優のマット・デイモンを罵るという「おふざけ」で盛り上げていたのが記憶に新しいが、今年はどんなパフォーマンスで会場を沸かしてくれるだろうか?
そして、ショーレースの鍵を握るのが、作品賞を含む13部門でノミネートされた『シェイプ・オブ・ウォーター』と、同じく作品賞を含む6部門ノミネートの『スリー・ビルボード』。前者がファンタジックな純愛映画であれば、後者は現代のアメリカ社会を映したサスペンス映画。相反する作品にどのような結果が待っているのか、期待が高まる。
主演女優賞にノミネートされている『スリー・ビルボード』のフランシス・マクドーマンドは、今年のゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞でも受賞しており、これまでのところ、他の女優たちを一歩リード。アカデミー賞でも最有力か?と注目されている。選ばれたとしたら、第69回アカデミー賞で主演女優賞を授賞した『ファーゴ』以来の栄光に輝く。
さらに見逃せないのが、来場するセレブのドレススタイル。なかでも、第75回ゴールデングローブ賞授賞式ではブラックドレス、第60回グラミー賞授賞式では白いバラをキーワードに「タイムズアップ運動」が話題をさらったが、アカデミー賞ではドレスにどんなメッセージを込めるのか、こちらも見所のひとつだ。今年はどんなドラマが起きるのか、待ちきれない!
主なノミネート作品をチェック
作品賞
『スリー・ビルボード』
『シェイプ・オブ・ウォーター』
『ゲット・アウト』
『レディ・バード』
『ダンケルク』
『ファントム・スレッド』
『君の名前で僕を呼んで』
『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
主演男優賞
デンゼル・ワシントン/『ローマン・J・イスラエル、エスク(原題)』
ゲイリー・オールドマン/『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
ダニエル・デイ=ルイス/『ファントム・スレッド』
ティモシー・シャラメ/『君の名前で僕を呼んで』
ダニエル・カルーヤ/『ゲット・アウト』
主演女優賞
フランシス・マクドーマンド/『スリー・ビルボード』
メリル・ストリープ/『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
サリー・ホーキンス/『シェイプ・オブ・ウォーター』
シアーシャ・ローナン/『レディ・バード』
マーゴット・ロビー/『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』
助演男優賞
ウディ・ハレルソン/『スリー・ビルボード』
ウィレム・デフォー/『ザ・フロリダ・プロジェクト(原題)』
サム・ロックウェル/『スリー・ビルボード』
リチャード・ジェンキンス/『シェイプ・オブ・ウォーター』
クリストファー・プラマー/『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』
助演女優賞
アリソン・ジャニー/『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』
メアリー・J・ブライジ/『マッドバウンド 哀しき友情』
ローリー・メトカーフ/『レディ・バード』
オクタヴィア・スペンサー/『シェイプ・オブ・ウォーター』
レスリー・マンビル/『ファントム・スレッド』