2018年5月19日(現地時間)、英王室のヘンリー王子とメーガン・マークルの結婚式が、ロンドン郊外ウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂で執り行われた。メーガンが選んだウェディングドレスは、クレア・ワイト・ケラーが手掛けた新生「ジバンシィ」のもの。英国出身でブランド初の女性デザイナーとしても話題だ。対するヘンリー王子は、英国王室騎兵隊の制服を着用して、ウィリアム王子と登場。ヘンリー王子とメーガンはエリザベス女王からサセックス公爵夫妻の称号を得て、約600人を超える招待客に見守られながら夫婦となった。
かねてより、型破りな結婚式になるだろうと予想されていたが、予想を超える異例が続いた。まず、メーガンとバージンロードを歩いたのは、チャールズ皇太子。英王室は、5月16日(現地時間)にメーガンの父親であるトーマス・マークルの欠席を発表。翌17日(現地時間)には、チャールズ皇太子がトーマスの代役を担うことを公表した。当日はチャールズ皇太子とバージンロードを歩くメーガンを愛おしく見つめるヘンリー王子。式中では、感極まって涙を拭う姿が幾度かあった。
The Prince of Wales accompanied Ms. Meghan Markle down the aisle of the Quire of St George’s Chapel today. #royalwedding pic.twitter.com/3iI1aYC9YK
— Clarence House (@ClarenceHouse) 2018年5月19日
次に、かつてない式典のパフォーマンス。米ゴスペルグループ、カレン・ギブソン・アンド・ザ・キングダム・クワイアが登場し、『スタンド・バイ・ミー』を大合唱。さらに、弱冠19歳のチェロ奏者シェク・カネー=メイソンがオーケストラとともに演奏するなど、メーガンたってのリクエストが実現した。
Karen Gibson and @TheKingdomChoir sing "Stand by me" from the West End of the Chapel #RoyalWedding pic.twitter.com/4V1avJlY3K
— Kensington Palace (@KensingtonRoyal) 2018年5月19日
また、式典では、キッズたちが大役を務めたことにも注目。メーガンが身に着けていた5mのヴェールを持ち、共に入場したページボーイは、ジェシカ・マルルーニーの双子の息子であるブライアン君とジョン君。ジェシカは、メーガンの親友であるスタイリストで、今回のウェディングプランナーとしても携わっていたそう。もちろん、その中にはジョージ王子とシャーロット王女の姿も。ふたりは、ヘンリー王子とメーガンがウィンザー城から観衆の前に出てきた時に、ページボーイとブライズメイドとして任務を果たした。
そして、観衆の前で熱い口づけを交わし、ウィンザー城を後にしたヘンリー王子とメーガン。予定通り、馬車でウィンザー市内パレードをすると、沿道には幸せなふたりの姿を見ようと約12万人が詰めかけたとか。
式典には、各国のロイヤルファミリー、故・ダイアナ元妃の姪のキティ・スペンサー、ヘンリー王子の元恋人のクレシダ・ボナスやチェルシー・デービー、デヴィッド&ヴィクトリア・ベッカム夫妻、ジョージ&アマル・クルーニー夫妻、メーガンの出世作であるドラマ『SUITS/スーツ』の共演者といった豪華な顔ぶれが揃った。
Photo:Getty Images
式典は、メーガンが着用したウェディングドレスや礼拝堂でのパフォーマンスなど、彼女のこだわりが詰まったものに。そして、パレード後にメーガンは、「ステラ マッカートニー」の白いドレスを着用して、ヘンリー王子とイヴニングパーティへ出かけた。
後世に語り継がれるであろう式典のシーンと、豪華な参列ゲストをチェックして。