6月18日(現地時間)に開催された、「2018 MTVムービー & テレビアワード」。主要な受賞作品と、注目トピックスのいいとこ取りでお届け。
6月18日(現地時間)に、米カルフォルニア州サンタモニカで開催された、全米最大級の映画&TVの祭典「2018 MTVムービー & テレビアワード」。受賞結果は、映画部門では『ブラックパンサー』が「最優秀作品賞」、「最優秀演技賞」、「最優秀ヒーロー賞」、「最優秀悪役賞」の4部門を受賞、テレビ部門は、Netflixの大人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』が、「最優秀作品賞」、「最優秀演技賞」、「最優秀怪演賞」、「最優秀ミュージックシーン賞」と同じく4部門を受賞し、幕を閉じた。
授賞式で感動を呼んだ、チャドウィック・ボーズマンやミリー・ボビー・ブラウンのスピーチから、クリス・プラットの"迷スピーチ"まで、注目のトピックスをお届け。
「旬のコメディアン」ティファニー・ハディッシュが、ステージで暴走!
人気急上昇中のコメディアン、ティファニー・ハディッシュ(38)が司会を務めた2018 MTVムービー & テレビアワード。ステージでは、妊娠を公にしたラッパーのカーディ・Bに扮し、『ブラックパンサー』で「最優秀悪役賞」を受賞したイケメン俳優のマイケル・B・ジョーダンに対して、「あなたのセクシーさといったら、目の前の女性を妊娠させてしまうほどね」とブラックジョークで会場を沸かせた。ちなみに、ティファニーは、映画『ガールズ・トリップ』で「最優秀コメディ演技賞」の受賞を果たしている。
チャドウィック・ボーズマンが称えた、もう一人のヒーローは?
『ブラックパンサー』の主演を務め、「最優秀ヒーロー賞」を受賞したチャドウィック・ボーズマン(40)。ステージ上では、作品の素晴らしさや共演者への感謝を述べた後、「みんなに紹介したい人がいる」と、ある人物をステージへ招いた。それは、今年4月に米テネシー州で起きた銃撃事件で、犯人からライフルを奪ったジェイムズ・ショー・ジュニアさん(29)。「現実にもヒーローはいるんだ。それを証明してくれた彼に、僕のトロフィーを受取って欲しい」とその場でプレゼント。会場は温かな拍手に包まれた。
ミリー・ボビー・ブラウン、受賞コメントで「いじめに立ち向かう」と発言
膝のケガにより、授賞式に出席できなかったミリー・ボビー・ブラウン(14)は、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のイレブン役で、「最優秀演技賞」を受賞。喜びの声はモニターで紹介された。また、最近では、LGBTQの権利を主張する団体の支持者であるミリーが、ホモフォビア(同性愛嫌悪)の人々から容赦ないSNSいじめを受け、ツイッターのアカウントを削除する事態に。スピーチでは、この一件についても触れ、「子どもも大人も、いじめを黙認してはいけない」と力強いメッセージを伝え、「もう一度聞きたければ、(MTVの)インスタグラムに載せてもらったので見て」と付け加えた。
ゼンデイヤ、ノア・シュナップからの愛の告白に返した言葉は?
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で「最優秀怪演賞」を受賞したノア・シュナップ(13)。会場では、興奮気味に「ゼンデイヤを見られて最高だ、彼女は本当にキレイだよ」と米『バラエティ』誌のインタビューに答えていた。しばらくして同誌の公式ツイッターに、ノアのインタビューが投稿されると、ゼンデイヤ(21)が「ありがとう。でも、会場で会えなくて残念だったわ」とコメントしていたことが発覚! これに対してノアも「え!? 本物なの? ゼンデイヤ、うれしいよ」とリプライ。ゼンデイヤの優しい一面が明らかになった。
クリス・プラットが、受賞コメントで笑いを独占
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズなど数々のヒット作に出演したクリス・プラット(38)は、特別賞の「ジェネレーション賞」を受賞。授賞式では1時間のスピーチをするとジョークを飛ばしていたが、ステージでは5歳の愛息に対して「世界中の何よりも大切だ」と家族愛を発信。さらに、若い人たちに向けて「究極の男になるための9つのルール」を伝授した。いくつか抜粋すると「呼吸は大切だ、窒息してしまうからね」といったジョークから、「あなたが強者であれば、周りの人々を守るんだ。賢者であれば、謙虚なインフルエンサーになろう。強さと知性は武器にもなりかねない。自分より弱者を見下してはいけないんだ」など、ときに笑いを交えながら"迷スピーチ"を披露し、会場を盛り上げた。クリスといえば、最近では離婚後初のロマンスがキャッチされたばかり。私生活も気になるところ。