現在ライム病を患い、闘病生活を送っているアヴリル・ラヴィーン(33)が、5年ぶりとなる新アルバム『Head Above Water』をリリースすることに。制作にあたり影響を与えたという、死を覚悟したある晩の出来事について語った。
2014年にライム病と診断され、現在も闘病生活を送っているアヴリル・ラヴィーン(33)。2016年12月に新アルバムのリリースを発表していたが、ついに完成したという。
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アヴリルは、2002年にアルバム『Let Go』でシンガーソングライターとしてデビュー。このアルバムは全世界で約1800万枚の売り上げを記録し、一躍トップアーティストに。その後も世界ツアーを開催するなど順調に歌手活動を続けていたが、2014年に体調不良を訴え、翌年に自身がライム病であることを公表していた。
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アヴリルが患うライム病とは、ダニを媒介することで感染し、発症すると体のだるさやめまいなどに見舞われるという病気。発症後は、主に家族のサポートを受けながら闘病してきたアヴリルだが、ときには数ヶ月寝たきりの状態が続いたこともあったとか。
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そんな中、米テレビ番組『Entertainment Tonight』のインタビューにて、闘病中に起きた忘れられない出来事について語った。「ある晩、とてもつらくて死を覚悟したときがあったの。息ができなくて、まるで溺れているような感覚だった。“神様、助けて”と祈ったわ」。このときは彼女の母が一晩中ベッドに寄り添い、アヴリルを見守ってくれたそう。
今回リリースされる新アルバムは、この体験に基づき制作され、タイトルには『Head Above Water』と命名。同名のシングルでは、苦しみながらも上へと上がっていく姿が壮大に描かれており、彼女の復活までの長い道のりがうかがえる。
今年4月には、2年ぶりにレッドカーペットにカムバックしたアヴリル。「体調はずっと良くなったわ。毎日仕事ができているし、ようやく人生を取り戻せたみたい」と徐々に回復に向かっていることを明かしていた。
現在は、自身が設立した慈善団体『the Avril Lavigne Foundation』を通し、同じく難病と闘う人々の支援を精力的に行っている。
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text:Kyoko Kawaguchi