『プリティ・ウーマン』や『ノッティングヒルの恋人』など、数々の名作ロマンティック・コメディ映画(通称ロマコメ)でヒロインを演じてきたジュリア・ロバーツ(50)。そんな彼女が事実上のロマコメ映画引退宣言ともとれる発言をし、話題になっている。
2018年10月21日(現地時間)、ジュリア・ロバーツ(50)が米エンタメサイト『Entertainment Tonight』の独占インタビューに応じた。『プリティ・ウーマン』や『ノッティングヒルの恋人』で演じたチャーミングなヒロインが当たり役となり、ロマコメの女王としてハリウッドで一時代を築いたジュリア。
その後、2000年に主演した『エリン・ブロコビッチ』では、アカデミー賞主演女優賞を獲得し、名実ともに大女優に。近年は『マネーモンスター』など社会派映画への出演や、『ワンダー 君は太陽』で演じたような母親役が多く、ロマコメ作品からは遠ざかっている印象。
今後、ロマコメ作品にカムバックすることはあり得るか?という質問に対して、次のように答えたジュリア。
「ロマコメ映画は観るのも演じるのも大好きよ。だけど、人生でいろんな経験をした今は、役柄のイメージが自分にフィットしなくなったわ。出演するとすれば、ヒロインの母親役かしら?」。また、「年齢の問題ではなく、スクリーンの向こう側にいる私自身の人生について、観客は多くを知りすぎているから」と話した。
ジュリアがそう話すのも無理はない。なぜなら彼女は、これまで数多くのスターと浮名を流してきた奔放な恋愛遍歴の持ち主。愛のためなら相手が既婚者でもお構いなし!というアグレッシブな恋愛を繰り返していたため、ハリウッドでは「魔性の女」としても有名。
1990年には、映画『フラットライナーズ』で共演したキーファー・サザーランド(51)を当時の妻から略奪し電撃婚約。しかし結婚式のわずか3日前に婚約は破談。婚約破棄を自ら申し込んだジュリアは、挙式予定だった日に、キーファーの友人でもあった俳優ジェイソン・パトリック(52)とともにアイルランドへ愛の逃避行。映画さながらの展開をみせるも、ジェイソンとはその後ほどなくして破局。
1993年にはカントリー歌手のライル・ラヴェット(60)と結婚したが1995年にスピード離婚。その後、ダニエル・デイ=ルイス(61)や、『フレンズ』のマシュー・ペリー(49)などと浮名を流し、1998年にはベンジャミン・ブラット(54)と交際をスタートさせ、後に婚約。
しかしながら2001年公開の映画『ザ・メキシカン』のセットで、既婚者の撮影監督ダニエル・モダー(49)と恋に落ち、またも婚約破棄。2002年、不倫の末にダニエルとゴールインすると、2004年に男女の双子を、2007年に次男を出産。すると、かつての「魔性の女」っぷりが嘘のようにすっかり落ち着いたジュリア。今年7月には、結婚16周年を迎えた。
You had us at "Julia Roberts." @homecomingtv pic.twitter.com/r7KlSVwufB
— Amazon Studios (@AmazonStudios) 2018年8月13日
そんなジュリアの次回作は、Amazon Prime Videoで配信される政治スリラードラマ『Homecoming(原題)』。帰還兵たちの市民生活への復帰をサポートする政府の極秘施設を舞台に、そこで働くケースワーカーを演じる。全米では11月2日(現地時間)から配信がスタートされる予定。
本人が語ったように、ロマコメ映画のヒロインを演じるには、ハードな恋愛のイメージが強すぎるジュリア。しかしながら、人生の酸いも甘いも経験し尽した彼女だからこそ演じられる、そんな大人のラブコメ映画も観てみたいかも?