初めての自伝『ミー(原題)』が発売されるエルトン・ジョン(72)。そのなかで、エルトンが目撃したエリザベス女王(93)の激レアエピソードが語られていることが判明。
自身の半生を描いた映画『ロケットマン』の大ヒットに続き、初めてのオフィシャルな自伝本『ME(原題)』が近々発売されるエルトン・ジョン(72)。著書のなかで、エリザベス女王の意外な一面を目撃したことを明かしているのだとか。
エルトンの自伝本の内容を伝えているのは、英紙『サンデー・タイムズ』。エルトンはそのなかで、エリザベス女王(93)と同席したあるパーティーでの出来事を振り返っている。
そのパーティーには、他にも女王の妹マーガレット王女(享年71)、マーガレット王女の息子の第二代スノードン伯爵(当時はリンリー子爵)ことデヴィッド・アームストロング=ジョーンズ(57)、その妹のレディ・サラ・チャット(55)が出席。ところが、レディ・サラの体調が悪くなり、自室で休んだことが、その出来事の発端に。
パーティーの途中で、女王は甥っ子であるリンリー子爵に、レディ・サラの様子を見に行くよう告げたとか。それなのに、リンリー子爵は女王の頼みをなんとスルー!
そこで女王は、甥っ子の顔をビンタ! 自分が誰であるかを思い知らせたというのだ。 『サンデー・タイムズ』によると、エルトンは、「彼(リンリー子爵)が繰り返し女王の言葉をやり過ごそうとしたとき、女王は彼の顔を軽く叩きながら、“私に(パシッ)逆らう(パシッ)ものでは(パシッ)ありません(パシッ)私は(パシッ)女王(パシッ)なのですよ!”と言った」と、その時の光景を臨場感たっぷりに表現しているそう。
その後、女王はその様子を見ていたエルトンにウィンクして見せたというから、本気でビンタしたわけではなく、女王ならではのロイヤル・ジョークだったもよう。
エルトンは「女王の公のイメージはワイルドでも、軽率でもないことはわかっているが、プライベートではウィットに富んだ人なのかもしれない」と書いているそうで、確かに威厳あふれる女王がウィンクすること自体も意外。
text:Makiko Ota