2020年のグラミー賞受賞者が発表されると、ビリー・アイリッシュ(18)が主要4部門に1部門を加え、合計で5つの賞を受賞! 弱冠18歳での快挙に世界が驚いた。
音楽会のアカデミー賞とも言われるグラミー賞。今年もっとも注目を集めていたのが、最多ノミネートを果たしていた新人アーティストのビリー・アイリッシュ(18)とリゾ(31)による、主要賞争奪戦。
そんななかついに2020年1月26日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催された2020年度のグラミー賞授賞式。なんとビリーが、計8部門で最多ノミネートを果たしていたリゾを抑えて、主要賞を独占受賞! 若干18歳にして5つの賞に輝き、今年のグラミー賞の話題をさらった。
ビリーは最優秀新人賞のほか、幼少期を過ごしたロサンゼルスの家で収録したというデビューアルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?(原題)』で最優秀アルバム賞、シングル曲『bud guy(原題)』で最優秀楽曲賞と最優秀レコード賞を受賞。グラミー賞で最も名誉ある、主要4部門を制覇した。
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ちなみに主要4部門を総なめにしたアーティストとしては史上最年少で、女性アーティストとしては史上初。歴史的な快挙を果たし、世界を圧倒した。
受賞後のスピーチを行う際は、プロデューサーで俳優でもある兄フィネアス・オコネル(22)とともに壇上へ。
アリアナ・グランデ(26)やリゾもノミネートされていた最優秀アルバム賞については、「アリアナがこの賞にふさわしいと思うんだけど」と謙遜しながらも、「本当に感謝しています」と喜びを語った。フィネアスも「(思わぬ受賞に)混乱して、感謝して、ここに立っています」と興奮気味にスピーチ。
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ビリーは2015年、当時13歳で兄と共同で自費でリリースした『Ocean Eye(原題)』が爆発的にヒット。ポップミュージック界のイットガールと呼ばれ、知名度が急上昇。楽曲のストリーミング配信や中性的なファッションなど、その独自のスタイルで現代を象徴するポップスターとなったビリーは今、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。9月に控える来日公演を含め、今後の活躍が楽しみ!
text : Saki Wakamiya