オランダ国王夫妻の長女、カタリナ=アマリア王女(16)の体型に言及したゴシップ誌『CARAS』。ポジティブなメッセージを伝えるはずが、批判の対象に!
スペインやポルトガルを中心に発行されているゴシップ誌『CARAS』が、オランダ国王夫妻の長女カタリナ=アマリア王女(16)について特集。王女の体型を「プラスサイズ」と表現し、大きな物議を醸している。
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問題となっているのは、2020年7月に発売された号。表紙には、この夏オランダ王室が公式ポートレートとして公開したマキシマ王妃(49)とカタリナ=アマリア王女のツーショットが起用されている。
そんな写真に合わせて書かれていたのが、「“プラスサイズ”の体型に誇りをもつマキシマ王妃の長女」という見出し。記事は、王女を「体型批判に立ち向かうリアルな女の子」として紹介しているそう。しかし、これらの内容は、本人のインタビューやコメントを元にしたものではないとか。
Photo:Getty Images
カタリナ=アマリア王女が次期女王となる人物であることはもちろん、まだ十代の少女とあって、ネットは大炎上! 「思春期の女の子を傷つける危険な行為」「ロイヤルファミリーを侮辱している」など、非難のコメントが殺到している。
Photo:Instagram(@koninklijkhuis)
これに対し、『CARAS』側は「王女やロイヤルファミリーを攻撃するつもりはなかった」と説明。「体型に悩む読者にポジティブなメッセージを伝えたかっただけ」と話しているという。
しかし、インスタグラムのフォロワー数が270万人にもおよぶメジャーな雑誌とあって、その影響力が懸念されているそう。
Photo:Instagram(@koninklijkhuis)
ラッパーのリゾ(32)やモデルのアシュリー・グラハム(32)など、今やプラスサイズの体型をもつセレブが多く活躍しているが、「プラスサイズ」であることは本人が公言している場合がほとんどで、「他人が勝手に判断すべきでない」との声も多い。デリケートな問題なだけに、まだまだ議論は収まらない?
text:Kyoko Kawaguchi