カーディ・B(27)が発表した新曲『WAP』。ミュージックビデオにカイリー・ジェンナー(23)などの有名人がカメオ出演したことでも話題になっているが、コロナ禍での映像制作はひと苦労だったよう。
ラッパーのカーディ・B(27)が、約1年ぶりとなる待望のニューシングル『WAP』を発表! コロナ禍に撮影されたミュージックビデオは、関わったスタッフの検査代だけで1,000万円以上かかったことを明かした。
グラミー賞受賞歴もある人気ラッパーのカーディは、今回の新曲『WAP』で同じくラッパーのミーガン・ジー・スタリオン(25)をフィーチャー。YouTubeで公開したミュージックビデオは1週間で9,382万回再生されるなど、世界中で大きな注目を集めた。
リリースを記念し、英誌『i-D』のインタビューに答えたカーディ。同曲のミュージックビデオについて、「コロナ禍に撮影をするのは、ちょっと怖かったわ」と撮影の裏話を告白した。
「撮影に関わったスタッフ全員が新型コロナの検査を受けなければならなかったの。検査だけで、10万ドル(約1,065万円)もかかった」とカーディ。
さらに「本物のトラとヒョウを出演させたんだけど、安全と感染拡大の防止のために一緒に撮影することができなくて。シーンをつなぎ合わせることになったの」と、莫大な製作費用と手間がかかったことを明らかにした。
また、ミュージックビデオには豪華なゲストが多数カメオ出演したことでも話題に。そのメンバーは、ノーマニ・コーディ(24)、ルビー・ローズ(34)、スキハナ(29)など、今をときめく旬の女性アーティストばかり!
なかでも最も大きな話題を呼んだのが、カーディの友人で、「コスメ長者」のカイリー・ジェンナー(23)。
曲の中盤で登場したカイリーは、廊下を歩き扉を開けるという短い出演だったが、このシーンがツイッターで炎上! 「カイリーが出るとしらける」など、白人のカイリーが登場することで黒人アーティストたちの魅力を損なうという内容のバッシングが数多く投稿された。
あるユーザーは、ノーマニが開脚するシーンのスクリーンショットとともに、「ノーマニがこれだけやっているのに、カイリーは廊下を歩いてドアを開けただけ。黒人女性は何かにつき最大限のことをしなければならず、白人女性はどこへ行くにも最小限のアクションで済むということを視覚化している」とツイート。
するとこれに対し、なんとカーディ本人が反応! 「ノーマニはダンスが最高に上手な女性アーティスト。逆に、なぜ彼女がドアを開ける必要があるの? それがどう正しいのか教えてくれない? 」とバッサリ(現在は削除)。続けて「世界には人種にまつわる問題がたくさんあって、私もそれらに苦言を呈している。でも、全てのことが人種問題に結び付いているワケじゃないわよ」と反論を繰り広げた。
賛否両論あるカイリーの出演だが、ファンの間ではカイリーの登場場面を削除するよう求める署名活動まで行われているとか。
意外な形で話題の的となってしまったカーディのミュージックビデオだが、それも、絶大な注目があってこそ? アンチに屈さぬカーディのこと、自作ではどんなサプライズを投下してくれるのか、期待が高まる。
text:Saki Wakamiya