ジョン・レジェンド(41)が、ビルボード・ミュージック・アワードのパフォーマンスに込めた、妻への思いとは?
2020年10月14日(現地時間)に開催された「ビルボード・ミュージック・アワード」のステージに、ジョン・レジェンド(41)が登場。先月末に死産を経験した妻、クリッシー・テイゲン(34)に捧げたパフォーマンスが、多くの人の涙を誘った。
ジョンが披露した曲は、今年6月19日(現地時間)にリリースされた新アルバム『ビガー・ラヴ』の収録曲である『ネヴァー・ブレイク』。
『ビガー・ラヴ』は、新型コロナウイルスの感染拡大により世界中が苦境に陥っているなか、人々に「少しでも元気を出してほしい」という思いで制作されたアルバム。『ネヴァー・ブレイク』については「これを書いたのは2019年だが、今、より深い意味を持つ曲となった。どんな困難にも屈せず、希望を持ち続けてほしい」というメッセージを込めたと説明している。
We wrote #NeverBreak in early 2019 & it feels even more meaningful today. It's about a commitment to staying hopeful, resilient and full of love despite the challenges the world may throw at us. Don't give up on fighting for what's right. Don't give up on love. #WeWillNeverBreak
— John Legend (@johnlegend) June 22, 2020
しかし、この日のステージでジョンが『ネヴァー・ブレイク』を捧げた相手は世界でなく、妻のクリッシー。
9月末に、第3子を死産したことをインスタグラムで報告したクリッシー。病室で泣き崩れる姿や、ジョンと手を繋いで寄り添う写真とともに、「助けてあげられなくて、ごめんなさい」とメッセージを綴った。
それから約2週間後に迎えた、本ステージ。ジョンは「この曲をクリッシーに捧げます」と囁き、自らのピアノ演奏で曲を披露をした。
感動のパフォーマンスを受け、司会を務めたケリー・クラークソン(38)は、「私たちの心は、辛い時期を過ごすふたりのためにあります。あなたの才能と光をシェアしてくれてありがとう」とコメント。
多くの人の心に響き、涙を誘った、ジョンのパフォーマンス。美しくパワフルな歌声のプレゼントを受け、クリッシーが一刻も早く笑顔を取り戻せることを願うばかり。