歌手のリアン・ライムス(38)が乾癬を持つ自身の肌を披露し話題に。自身が乾癬であることを告白してからは、この病気に対する世間の理解を深めるさまざまな活動を行っている。同じ病気を持つ患者に対するリアンのメッセージとは?
『ハウ・ドゥ・アイ・リヴ (How Do I Live) 』を含む多くのヒット曲を持つカントリー歌手のリアン・ライムス(38)が、「世界乾癬デー」である2020年10月29日(現地時間)にインスタグラムを更新。ヌード写真を投稿し、自身の肌を包み隠さず披露した。
リアンは「多くの人々が経験していることについて声を上げたいと思う。乾癬とは何か、そして自分がどのように見えるかについて、恥ずかしがらずに正直になる時が来た」とコメント。病気を恥じることなく表現することで、世界の乾癬患者にエールを送った。
乾癬は、皮膚が赤く盛り上がる紅斑(こうはん)などの症状が現れる皮膚疾患。毎年、「世界乾癬デー」には、この病気についての正しい知識を普及するための活動などが行われている。
リアンは2歳のときに発症し、長年乾癬の症状に悩まされてきた患者のひとり。幼少期にはこの病気が原因でいじめられたという過去も明かしている。11歳でレコード会社と契約を交わしたときは、この病気に対する社会の理解はまだ浅く、リアンはあらゆる治療を試み、人前では肌をひた隠しにしていたという。
過去にリアンは自身のエッセイで、「治療するためにできる限りのことをしたわ。そしてステージでは、35℃の暑さの中でも、パンストやジーンズを重ねて履いたりね」と、乾癬に悩まされていたデビュー当時のことを告白。
最近は治療の成果により症状が治まっていたというが、今年に入りストレスで再発していたという。リアンは「長い間抱えてきたことを告白すると、ほっとため息が出る。それが私にとってこの写真。私の全身、私の心、精神は、これを必死に必要としていました」と語り、ありのままの自分でいることの重要性を訴えた。
ちなみにキム・カーダシアン(40)やカーラ・デルヴィーニュ(28)、シンディ・ローパー(67)などのセレブたちも、過去に乾癬であることを告白してきた。病気に負けずに活躍するセレブたちの姿は、たくさんの人を勇気づけているはず。
>コンプレックスをパワーに変えて輝くセレブたちはこちら。
text:Saki Wakamiya