『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で知られるレジェンド俳優、マイケル・J・フォックス(59)がアメリカのトーク番組に出演。故ダイアナ妃(享年36)との知られざるエピソードを明かし話題になっている。先日発売された自叙伝では、健康上の理由で俳優業を引退するかもしれないことを明かしていた。
1980年代に映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで一世を風靡した俳優のマイケル・J・フォックス(59)が、トーク番組に出演。故ダイアナ妃(享年36)の隣の席で映画を見たという過去の体験を、「悪夢のようだった」と表現!
2020年11月18日(現地時間)、ジミー・ファロン(46)が司会を行うトーク番組『ザ・トゥナイト・ショー』にリモート出演したマイケル。
番組内で、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を故ダイアナ妃の隣で見たのは本当かと問われると、1985年にロンドンで行われたワールド・プレミアで隣の席に座ったことを告白した。
「彼女は僕の隣に座っていた。明かりが消えて映画が始まり、僕はあくびをしたり伸びをしたりして、まるでデートみたいだったよ」とマイケル。故ダイアナ妃の隣で映画を見るという体験に舞い上がっていたよう。
しかし映画が進むにつれて、事態は一転。「途中でトイレに行きたくなってね。残りの時間は苦しんだよ。彼女に何か言うわけにもいかないし、背を向けることもできないので、そこから離れられなくなったんだ」と説明した。
「僕の人生で最高の夜になるはずだったのに、ただの悪夢だったよ」と語り、ジミーを笑わせた。さらに「彼女は映画を気に入ったようだった?」と問われたマイケルは、「何度か笑っていたみたいだよ。少なくとも、ブーイングはしていなかったね」と回答。ユーモアを交えながら、当時のエピソードを明かした。
そんなマイケルは、2020年11月17日に自叙伝『No Time Like the Future』を発行したばかり。同書の中で、パーキンソン病の治療のため、俳優業から引退する可能性を示唆していた。
現在は病の進行により記憶力が低下しているそうで、「1日12時間働いて、7ページの台詞を覚えることができた時代はもう過ぎ去った」「何事も変化が起こり得るのでまだわからないが、これで私の俳優としてのキャリアが終わるなら、それでいい」と語った。
1991年29歳のときにパーキンソン病を発病し、一時活動を休止していたものの、2010年頃からは闘病しながらドラマなどに出演していた。今後も病に負けず、2度目の復帰を果たしてほしい!
text:Saki Wakamiya