毎年行われる豪華絢爛な下着のファションショーが大人気で数多くの人気モデルを生んだヴィクトリアズ・シークレット。その歴史とブランドの光と影を描くドキュメンタリーが製作されることになった。
1990年代から2010年代にかけて、人気モデルを数多く生み出し、日本でも大人気を博したランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」(以下:ヴィクシー)。その栄枯盛衰を描くドキュメンタリーシリーズが製作されると、米誌『The Hollywood Reporter』が伝えた。
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それによると、タイトルは『The Rise and Fall of Victoria’s Secret』。全3回シリーズで、米Huluで2022年初めに配信される予定とのこと。
1970年代に通信販売会社としてスタートしたヴィクシーは、1995年に初のファッションショーを開催。1997年頃から、ヘレナ・クリステンセン(52)、ステファニー・シーモア(52)といったスーパーモデルが専属モデルの「エンジェル」としてショーや広告に登場するようになり、注目を集めた。

ファッションショーの豪華さも注目の的で、2001年に初めてテレビで放送された際は、150万人もの人々が視聴。なかでも、宝石をちりばめたファンタジーブラは、ショーの名物のひとつ。2000年にジゼル・ブンチェン(40)が身につけたファンタジーブラは、破格の1,500万ドル(約15億円超)!
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しかしながら、ここ数年は起用されるモデルがみなスレンダーボディの持ち主であることから、多様性、包括性に欠けるとして、「今の時代にそぐわない」という意見が噴出するように。ヴィクシーの勢いは失速し、ショーは2018年を最後に開催されていない。
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ドキュメンタリーシリーズでは、小さな通販ブランドとしてスタートしたヴィクシーが、さまざまな論争を呼ぶ世界的大企業となるまでを年代を追って描きつつ、ブランドの舞台裏に潜入。体験談、調査研究により、ブランド内部の仕組みやヴィクトリアズ・シークレットの文化的な意味を探る内容になるという。
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アドリアナ・リマ(39)、ミランダ・カー(37)といった、日本でも人気のスターを生み、一時代を築いたヴィクトリアズ・シークレット。人気モデルたちも出演するであろう、その内容に注目が集まる!