「最もセクシーな男性」などの人気企画で知られる米誌『People』が「世界を変える女性2021」を発表。幅広いジャンルから選ばれた、困難にまけずに限界をうち破った女性たちのなかに日系女性が2名選出!
「最もセクシーな男性」「最も美しい人」などの人気企画で知られる米誌『People』が、2021年の「世界を変える女性」リストを発表。そのなかに、大坂なおみ選手(23)、浜本まり紗氏というふたりの日系女性が選出されていることが明らかに!
「世界を変える女性」は、よりよい未来を実現するために活動している、聡明で大胆不敵な女性を同誌が選出し、年に1度発表している企画。
今年は「我々は不可能のない世界に住んでいる」ことを示すため、困難に負けず、良い行いをし、限界をうち破った女性たちにスポットを当てることを重視したという。
その表紙に登場したのは、昨年1月にヘリコプター事故で亡くなったNBAスター、コービー・ブライアント(享年41)の妻ヴァネッサ・ブライアント(38)。
事故で、夫と娘ジアナ(享年13)を同時に失ったヴァネッサ。その喪失感のなか、「スポーツを通じて子どもたちがより活動的になり、人生で成功できるようにする」というコービーの遺志を継ぎ、経済的にスポーツに参加しづらいコミュニティの子ども、女性がスポーツに参加する機会を促進するという活動を継続している。
昨年の全米オープンテニスで、人種差別への抗議の意味を込めたマスクを着けてコートに登場し、人々の関心を高めた大坂なおみ選手。「リスクや恐怖はありましたが、正しいことだと思ったんです。彼らの遺志を受け継ぐためにプレーしたので、集中力を維持し、物事を前向きに捉えることができました」と振り返った。
もうひとりの日系女性、浜本まり紗氏の職業はダンサー。障害の有無を問わないプロのダンスカンパニーで、NPO法人「Infinite Flow」の設立者である。
他にも、アメリカ大統領就任式で詩を朗読したアマンダ・ゴーマン(22)をはじめ、ワクチン開発に尽力した研究者、大統領選挙で80万人以上の新規有権者を動員した女性など、幅広い分野からの全13名が選ばれた。