2021年3月7日(現地時間)、アメリカの大物司会者オプラ・ウィンフリー(67)によるヘンリー王子夫妻のインタビュー番組が放送された。その衝撃的な内容に世界中が大騒ぎとなっている。
2021年3月7日(現地時間)、アメリカで放送されたヘンリー王子(36)&メーガン妃(39)夫妻のインタビュー。英王室の人種差別、メーガン妃への不当な仕打ちから、生まれてくる第二子に関することまで、夫妻が赤裸々に語った爆弾発言に、放送直後から英米メディアは大騒ぎに!
Photo:Instagram(oprah)
インタビュアーを務めたのは、アメリカで絶大な影響力を誇るテレビ司会者&プロデューサーのオプラ・ウィンフリー(67)。2時間にも及ぶロングインタビューで語られたことのなかから、もっとも注目された話題をピックアップ。
キャサリン妃との諍いで泣かされたのはメーガン妃だった
2018年に執り行われた、ヘンリー王子夫妻のロイヤルウエディング。その際、フラワーガールのドレスをめぐってキャサリン妃(39)とメーガン妃の間で対立があり、これまでは「キャサリン妃が涙していた」と伝えられていた。しかし、オプラからそのことを問われたメーガン妃は「逆のことが起きたんです」と語り、泣かされたのは自分であると明言。
続けて、「批判することは言いたくありません。なぜなら当時はとても大変な週でしたし、彼女はあることで動揺していました。そして、彼女は自分の非を認め、謝罪し、花と謝罪の言葉を書いたメモを届けてくれました」と、詳細を語ることは避け、すでに解決したことだとしたメーガン妃。
さらに、インタビューのなかでメーガン妃はキャサリン妃を「いい人」だと語り、ふたりが対立しているかのように報じられたことを嘆くひと幕も。
ヘンリー王子とのロマンス発覚後、英王室により「黙らせられた」
「私は独立心を重視してきました。特に女性の権利について自分の考えを発信し、女性たちにも声をあげるよう訴えてきたのに、この4年間はとても皮肉なものになってしまいました」と嘆いたメーガン妃。オプラから「(自ら)沈黙したの? それとも沈黙させられた?」と聞かれると「後者です」と、英王室により「黙らせられた」とキッパリ!
ヘンリー王子(36)とのロマンスが報じられた後、メーガン妃のみならず、友人、家族に対し、メディアには「ノーコメント」を貫くよう指示があったと言う。
当初は「英王室が自分たちを守ってくれている」と思い沈黙を守ったメーガン妃だったが、結婚後、「他の王室メンバーを守るためなら、ウソをついても構わないと思っていることがわかったのです。そして私と夫を守るための真実は、語ろうとしませんでした」と暴露した。
ただし、英王室には「家族」と「その組織を運営する人々」の2つの側面があるとコメント。メーガン妃は「その2つを区別するのは重要で、女王はいつも私によくしてくださいました」と語り、問題があったのは、王室を運営する人々であることを示唆した。
アーチーの肌の色をめぐる人種差別的発言があった!
インタビューのなかでも最もショッキングと捉えられているのは、ふたりの息子アーチー(1)の肌の色に関して、王室内で懸念の声があったという発言。
メーガン妃は「彼の肌がどれくらい濃いかについて、いくつかの意見と話し合いがありました。それはハリー(ヘンリー王子)から伝えられました。彼と家族の会話でした」と語り、同時にアーチーには称号が与えられず、セキュリティもつかないことを告げられたと明かした。
しかし「その会話を誰としたかについては、話しません」と、名前を明かさなかった夫妻。後日オプラは、肌の色に関する発言はエリザベス女王夫妻のものでないこと明言した。
今夏出産予定! 生まれてくるベビーは女の子
今年2月にメーガン妃の第2子妊娠を発表したヘンリー王子夫妻。衝撃的な内容が続いたインタビューだが、ベビーの性別を語るという明るい話題も!
第2子は女の子だと明かしたヘンリー王子は「男の子の次に女の子。これ以上のことがありますか?」と喜びを表しつつ、「子どもはふたりです」と、これ以上は予定していないと発言。今年の夏に出産予定であることも明かされた。
「これ以上、生きていたくなかった」。自殺を考えたことも
メディアによる批判的な報道や孤立した状況のなかで、メーガン妃は「これ以上、生きていたくない」と思うほど追い詰められていたことを告白。「そう思う自分を恥じていましたし、ハリーに言うのもためらいました。でも言わなければ、自らの命を絶ってしまうこともわかっていました」と語った。
ヘンリー王子に打ち明けたのは、2019年1月、ロイヤル・アルバート・ホールで行われたパフォーマンスの鑑賞前だったそうで、「私たちふたりは、ただ持ちこたえようとしていました」と振り返った。王室に対しても、自分にメンタルヘルスの治療が必要なことを訴えたが、にべもなく断られたという。
他にも、突然のように思われた王室離脱宣言だったが、女王、チャールズ皇太子(72)には相談しており、その後、チャールズ皇太子はヘンリー王子からの電話に出なくなったこと、2020年はじめにロイヤルファミリーからの資金は打ち切られたことも明かされた。
また、兄のウィリアム王子(38)については、今は疎遠であるものの「ウィリアムのことは愛しています。時間が解決してくれることを願っています」と語ったヘンリー王子。母を亡くして以来、寄り添ってきた兄を慕う気持ちは変わらぬよう。
これらのヘンリー王子夫妻による衝撃的な告白は、英国内でも波紋を呼ぶ事態に。今後、英王室がどのような反応を示すかに注目が集まる。
※メーガン妃は英王室を離脱していますが、夫であるヘンリー王子に王位継承権があるため、メーガン妃としています。