2013年に公開された当時、出演しているエマ・ワトソン(30)の降板が噂になった映画『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』。この件について、監督などを務めた俳優のセス・ローゲン(38)が噂を認めた。
俳優のセス・ローゲン(38)が監督・脚本・製作を務めた映画『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』(2013)。公開当時、カメオ出演を果たしたエマ・ワトソン(30)が途中で自主降板したのでは?と大きな噂に。それによって不仲説が囁かれていたセスが、ついに真相を明らかにした。
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「あの時のことを振り返って、“どうして彼女は、あんなことをしたんだ!”なんて思うことはないよ」とインタビューで語ったセス。この言葉により、エマが自ら同作品を降板したという噂を認めた。
同作は、ロスでの大地震がきっかけで巻き起こるサバイバル状況を描いたコメディ映画。セスをはじめ、ジェームズ・フランコ(42)やジョナ・ヒル(37)など米コメディ映画には欠かせないトップ俳優がこぞって出演。さらに、エマやリアーナ(33)がカメオ出演をしたことでも話題を呼んだ。
しかし公開当時、エマが途中で自ら役を降りたとの噂が浮上。ダニー・マクブライド(44)が人肉を食べるカニバルの役を演じ、革ひもで繋がれたチャニング・テイタム(40)を従えるというシーンの撮影を拒否したと言われ、セスと確執があるのでは?と一部で報じられていた。
公開から7年が過ぎ、今回、その噂を認めたセス。しかし、エマとの「別れ」は決して悪いものではなかったとも明かした。
「僕たちの関係の終わりは、ひどいものではなかったよ。彼女は(問題の撮影の)翌日に別れを告げたんだ。だけど映画のプロモーションは手伝ってくれたし、(彼女に対して)嫌な感情なんて全くない。最終的な映画の仕上がりにはこれ以上ないほど満足しているんだ」とコメント。さらに「彼女の判断は、きっと正しかったと思う。もし予定通りに撮影していたら、今ほど面白くなかったと思うから」とも語った。
実はこの映画の内容について疑問を投じたのは、エマだけではない。公開当時に行われたインタビューで、セスは配給会社であるソニーも、セクシャルであったりドラッグを使用するといった過激なシーンについて懸念を表明していたことを明らかにしていた。
女性の権利、そして人権について高い意識を持ち、活動しているエマが、人肉を食するシーンの撮影を拒否したのも無理はない!?
ちなみに、このセスの告白についてエマ側のコメントはまだない。しかし噂でしかなかったことが事実と分かり、セス側に確執がないことも明らかになったことから、エマ側もホッとしているはず!?
text : Mariko Peeling