2021年4月9日(現地時間)にウィンザー城で息を引き取ったことが発表されたフィリップ殿下(享年99)。英王室のインスタグラムに、70年以上にわたり、エリザベス女王(94)を支えたフィリップ殿下を称える女王のメッセージが投稿された。
2021年4月9日(現地時間)、エリザベス女王(94)の夫、エディンバラ公フィリップ殿下(享年99)がウィンザー城で息を引き取ったことが発表された。イギリス国内をはじめ、世界中のさまざまな人々が追悼のメッセージを寄せている。
その翌日、英王室のインスタグラムに、エリザベス女王夫妻の写真とともに故フィリップ殿下を称える女王のメッセージが投稿された。
そのメッセージとは、「彼は長い年月にわたって私の力となり、支えになってくれました。私を含む家族全員、そしてこの国やその他多くの国々は、彼に大きな恩義を感じています。彼が主張するであろうことより、そして、私たちが知るよりも」というもの。これは、1997年の夫妻の金婚式で女王が行ったスピーチの一節とのこと。
投稿には、「1953年の女王の戴冠式において、エディンバラ公は“命をかけて女王を守る臣下”となることを誓いました。公爵は1952年に女王が即位して以来、およそ70年にわたり、献身的な配偶者でした」とも。
1947年に結婚したエリザベス女王とフィリップ殿下。以来、公私にわたり支え続けてくれたフィリップ殿下への女王の言葉には、最大級の感謝と賞賛が込められていると言えそう。
フィリップ殿下の死去が発表されると、バッキンガム宮殿、ウィンザー城の外には大勢の人々が追悼の花やメッセージを手向けるために集まった。しかし、新型コロナウイルス感染予防のため、王室は献花ではなくフィリップ殿下がサポートしていた慈善団体への寄付を呼びかけており、記帳も王室の公式サイトでの「オンライン記帳」というスタイルに。
また、葬儀は4月17日(現地時間)にウィンザー城内の聖ジョージ礼拝堂で執り行われるが、フィリップ殿下は可能な限り小規模な葬儀を希望していたとされ、参列するのは近親者30人のみとなる予定。
そのなかには、先日のオプラ・ウィンフリー(67)によるインタビューで注目が集まるヘンリー王子(36)も含まれており、米国から帰国することが明らかになった。
王配の安らかなるご冥福を祈りたい。