スコットランド出身の歌手で、日本でも大ブレイクのスーザン・ボイル(60)。東京オリンピックの開会式でスーザンの美声が流れると、日本だけでなく世界中から大反響が!
2021年7月23日に行われた、東京オリンピックの開会式。ゲーム音楽をBGMにした選手入場、ジョン・レジェンド(42)やキース・アーバン(53)らが映像で参加した『イマジン』の合唱、市川海老蔵(43)による歌舞伎とジャズのコラボレーションなど、印象的な音楽演出が大きな話題を呼んだ。そして、その一部で、じつはイギリスを代表するアーティストの歌声が流れていたことが判明!
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そのアーティストとは、イギリスのオーディション番組をきっかけにデビューし、日本でも大ブレイクしたスーザン・ボイル(60)。
式の終盤、オリンピックの旗が掲げられ、紙の鳩が空中を舞うという幻想的な演出のなかで流れた『Wings To Fly(翼をください)』。Twitterには、「この美しい歌声は誰のもの!?」と驚きの声が多数あがった。
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美声の正体がスーザンだとわかると、ファンたちは「さすがスーザン・ボイル!」「一時期めちゃくちゃ聴いてたスーザン・ボイルが開会式で流れた」と大盛り上がり。
なかには「『ブリテンズ・ゴット・タレント』の『夢やぶれて』は、今でもたまに観たくなる」と、スーザンがスター歌手になるきっかけとなったオーディション番組の映像を振り返る人も。
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スーザンは2009年、イギリスの新人発掘オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』に出場したことで一躍スターに。その圧倒的な美声はもちろん、つらい過去を乗り越え47歳で大ブレイクという人生にも注目が集まった。
It was a true honour to be asked by the #TokyoOlympics to use my song "Wings To Fly" during the dove release at the Opening Ceremony. Good luck to all of the athletes competing and especially to @TeamGB
— Susan Boyle (@SusanBoyle) July 23, 2021
今回のサプライズ出演についてスーザンはTwitterで、「東京オリンピックの開会式で私の『Wings To Fly』を使いたいという依頼を受け、とても光栄でした。出場するすべてのアスリートたち、特にイギリスチームに幸運を」とコメントした。
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デビュー当時、周囲にからかわれていた「すっぴん&チリチリヘア」は卒業し、「年々、美しくなっている!」と話題のスーザン。生歌のパフォーマンスを観られなかったのは残念だが、来日が可能になった暁には、パワフルな歌声を披露してほしい!
text:Saki Wakamiya