ノルウェーの女子ビーチハンドボールチームが、ビキニパンツの着用を拒否し、短パンを穿いてプレーしたことで罰金を科せられたことにピンク(41)が反応。罰金の支払いを申し出ると同時に、罰金を科した欧州ハンドボール連盟を「性差別的」と批判!
短パンを着用してビーチハンドボールの欧州選手権に出場し、罰金を科せられたノルウェーの女子ビーチハンドボールチーム。そんな報道に対し、歌手のピンク(41)がツイッターで反応! 「(彼女たちの代わりに)私が喜んで罰金を払う」と、サポートを表明した。
米誌『Us Weekly』によると、国際ハンドボール連盟の服装規定で、女子選手は「脚の上部に向かって上向きにカットされた、フィット感のあるボトムス」を着用するのがルール。また、長さは4インチ(約10cm)以下と決められているとのこと。一方で男子選手は、短パンの着用が許されている。
そうしたルールを知ったうえで、ノルウェー女子チームは2021年7月18日(現地時間)に行われたスペインとの3位決定戦に、あえて短パンで出場。チームは1,500ユーロ(約19万円)の罰金を科された。
それを知ったピンクは、ツイッターで「ユニフォームに関する、とても性的なルールに抗議したノルウェー女子ビーチハンドボールチームを、大変誇りに思います」と発信。さらに「欧州ハンドボール連盟こそ、性差別により罰金が科されるべき。女性たち、よくやったわ。私が喜んで罰金を払います。その調子でがんばって」と、選手たちにエールを贈った。
かつて娘ウィロー(10)から「自分はブサイク」と打ち明けられたとき、ありのままの自分を愛することの大切さを伝えたことを語り、多くの人々の共感を呼び起こしたピンク。娘には「女性に対し、男性と同じ給料が支払われないことを、受け入れてはいけない」と、性差別についても教えていることを明かしていた。
そうしたピンクのツイートもあり、女子ハンドボールの服装規定は大注目を集め、批判が相次ぐ事態に。それを受け、欧州ハンドボール連盟は7月26日(現地時間)、罰金をスポーツ界での平等を支援する団体へ寄付したことを発表した。
ノルウェー女子ビーチハンドボールチームは、インスタグラムでこの連盟の対応を喜ぶと同時に、「変化が起きていると信じています」と今後への期待を表明。これを機にユニフォームに関するルールが変更されるのか、今後も引き続き注目したい。