「僕はレオナルド・ディカプリオが断った役しかもらえない」。クリスチャン・ベール、ハリウッドのキャスティング秘話を明かす

映画『バットマン ビギンズ』のバットマン役などで知られるクリスチャン・ベール(48)がインタビューに応じ、自身がこれまで務めてきた役のほとんどはレオナルド・ディカプリオ(47)が事前に断った役であると明かした。

映画『バットマン ビギンズ』のバットマン役や『ターミネーター4』の主人公ジョン・コナー役などで知られる、俳優のクリスチャン・ベール(48)。インタビューで、自身がこれまで務めてきた役のほとんどはレオナルド・ディカプリオ(47)が事前に断った役であると明かした。

「僕はレオナルド・ディカプリオが断った役の画像_1

Photo : Getty Images

米誌のインタビューに応じたクリスチャンは「僕が何度も一緒に仕事をしてきた人たちは、みんな最初に彼(レオナルド)にオファーをしていたんだ」と話し、レオナルドに出演を断られた製作陣が次点として自身に声をかけていたと明言。

製作スタッフのひとりから直接そのことを聞いたのだといい、「だからレオ、ありがとう」と冗談をまじえてレオナルドへの感謝を口にした。

「僕はレオナルド・ディカプリオが断った役の画像_2

Photo : Getty Images

クリスチャンはさらに、「彼(レオナルド)は素晴らしい役者だから、自分がやることを全て選ぶことが出来るんだ。(中略)僕に彼がやっているようなことは出来ないし、それを見事にやってのける彼は本当にすごい」と語り、長年ハリウッドの第一線で活躍を続けるレオナルドを称賛。

続けて、「ハリウッドで彼と同じくらいの年齢の役者はほとんど、どんなプロジェクトであれ、彼がその役をパスしてくれたおかげでキャリアを積んでいるんじゃないかと思う」と、自分のような立場の俳優は多くいるのではないか、と話した。

「僕はレオナルド・ディカプリオが断った役の画像_3

Photo : Getty Images

これまで数々の作品で主演を務め、アカデミー賞主演男優賞に2度もノミネートを果たしているクリスチャン。同インタビューでは、主役を演じる上で気をつけていることにも言及。

主役であるということにこだわりを持たない主義だと話し、「自分を主役だと思ったことはない。退屈なだけだからね」「主役を演じたとしても、4番目か5番目のキャラクターを演じているように見せかけるんだ。そうすれば(演技をする上で)もっと自由になれるから」というこだわりを語った。

「僕はレオナルド・ディカプリオが断った役の画像_4

Photo : Getty Images

クリスチャン出演の最新作『アムステルダム』は2022年10月28日全国公開予定。本年度のアカデミー賞有力候補とも言われる今作で、クリスチャンは楽観主義な医師役を務めるという。公開を楽しみに待ちたい。

FEATURE
HELLO...!